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「F1 2002」はF1というテーマをどのようにあらわしたかというと、オフィシャルライセンス、実在の17のコース、全メーカーの車を24台使用、車のカラーリング等も本物と同じ仕様、レーサーは実名で登場、タイヤや燃料がドライビングに反映、フリー走行、公式予選、ウォームアップ、決勝に至る手順と、実際のF1通りだ。
公式予選は60分という時間内でライバル車の邪魔にならないよう天候を考慮して走行し、決勝は50周以上(それぞれのコースで異なる)走行するのもF1と同じで、ワンシーズンを日程通りに行える。
『Xbox』を使って、F1というテーマをいい雰囲気で作れた作品と言える。
EASスポーツシリーズはブランドとして認知されているが、ソフトを使ってみると「なるほど、しっかりした作りなんだ」と納得させられる。
グラフィックの面では、まず、F1カーが非常によく出来ている。
コースも本物通りに書き込まれており、画面も明るめで、見ていて綺麗な画面だ。TVを意識していて、走行中の画面がTV中継と同じだ。
ドライバーのポジションも、ハンドルを持った位置、TV中継のような位置、ラジコンカーを操作するような位置があり、それぞれを選んで走ることができる。
F1の雰囲気を味わえるポジションを選んだり、コースが見渡せて運転がしやすいポジションを選んだり出来る。
走行中の画面には、コース、順位、TV中継の画面に表示されるのと同じ形式の順位が表示されるが、それぞれを画面へ出すかどうかは選ぶことが出来る。邪魔ならどかして、すっきりした画面で走行できる。
走行には嬉しくないが、グラフィック的には雨が降る画面は綺麗だ。
5.1チャンネルを使ったDVDを聴き慣れている『映画ポータル』としては、これまで出た『Xbox』用ソフトには、「5.1チャンネル対応」と謳っていても、5.1チャンネル部分が甘い物がちらほら見受けられたが、この「F1
2002」では、ライバル車の位置や、客席の位置がはっきり音で聞き分けらるし、更に、交差しているコースを走行すると、音の響きで違いが理解できる。
メカニックから走行している車に指示が出るが、これがF1の雰囲気を良く出している。特にライバル車を運転しているレーサーの名前に実名が出てきて、F1らしさが出て、これもまたいい。
ボリューム的には、コースがF1の17コースを走行でき、クイックレース、シングルグランプリ、フルチャンピオンシップ、チャレンジモードが用意され、F1をテーマに十分な量だ。
使い安さに関してだが、レースものの場合、走り出すまでに車やコースの設定をすばやく出来るかが重要なポイント。走行の場面には手間をかけて製作していても、この部分で手間をかけていないソフトが多い。
「F1 2002」は、画面が綺麗で分かりやすく、使い易く、よく出来ている。
海外で開発したソフトの場合、日本語にした時点で「分かりやすいかどうか」という部分も重要だ。この部分もおおよそ不都合なく出来ている。
使いやすさもローカライゼーションもEASらしい良い出来だ。
『Xbox』対応のソフトの本数が多くない割には、車ものが多く発売されていたり、今後も発売される。
F1をテーマにするからには、「どこまでソフトをF1に近づけられるか」、「TVで見ているF1に近づけられるか」になるだろう。
グラフィック面では『Xbox』が使える性能を十分に使用しており、サウンド面でも5.1チャンネルを使用し、実際のF1に近づいたソフトになっている。
「F1 2002」では、BGMが流れなかったり、運転するのが面倒なコースがあったり、カーブでブレーキを踏まなければ芝生を走行してタイヤにぶつかったり、他の車にぶつかると壊れてかなり速度を落とさないとハンドルが切れなかったり、それぞれのコースをわかっていないとコースアウトしたり、良い順位になれなかったりする。
実際のF1ドライバーはBGMを聞きながら走行しないし、本物のコースの走行が難しいのはそれはその通りだし、カーブで速度を落とさないと曲がれないのも、車が壊れると左右に曲がれないのも本物と同じ。
TVゲームでの車ものとしてはシビアすぎるようにも思えるが、どれをとってもF1らしい。
F1は一時期注目されていたが、近頃は人気が今一というところだ。
今年は、ホンダやトヨタや日本人ドライバーも参加しているから、どれかが活躍すればF1への注目度もアップして、F1中継を見ることが多くなるであろう。
そういうことからF1へ興味を持った人にとって「F1 2002」は、TVをならった画面構成やチャレンジモードが有り、F1に入門しやすいだろう。
車ものソフトをあまりやったことがなくても、チャレンジモードならば一からF1を学べ、十数項目と、程よい規模だ。
運転方法は「ノーマル」と「シュミレーション」を選べる。ノーマルを選んで走行すると運転を補助してくれるので、結構軽いノリというか、シビアでない他の車もののような気分で運転出来る。
F1マニアは、タイヤ、燃料、ピット、予選、決勝走行、フルチャンピオンシップに興味を示すだろう。
さらに、FIAルールと、運転するところで選べる「ノーマル」「シュミレーション」の内「シュミレーション」選ぶことで、かなりシビアな走行が可能になる。近道が出来なくなったり、芝生を走るとタイムが遅くなるので、F1マニア向け。
『Xbox』コントローラでシビアなF1を運転しようとすると、8方向入力が可能な方向パッドでは微妙な走行が出来ない。アナログ入力が可能なスティックを操作しようすると、アナログ入力が可能なスティックは使い辛い。
左親指でハンドルを動かしながら、人差し指でブレーキを踏むのは難しい。
ギルモ社の「スラストマスター 360モデナ レーシングホイール」を使ってみたところ、左右に曲がる際のハンドル操作が微妙に調整でき、アクセルやブレーキはフットコントロールで操作できた。
(by FatmanCowboy)
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