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ホワット・ライズ・ビニース
(原題)WHAT LIES BENEATH

2000/12/9公開
上映時間130分
2000年・米・20世紀FOX
(監督)ロバート・ゼメキス
(脚本)クラーク・グレッグ
(ストーリー)サラ・ケノシャン / クラーク・グレッグ
(製作)スティーブ・スターキー / ロバート・ゼメキス /
ジャック・ラプケ
(製作総指揮)ジョーン・ブラッドショー / マーク・ジョンソン
(撮影)ドン・バージェス、A.S.C.
(プロダクション・デザイナー)リック・カーター / ジム・ティーガーデン
(編集)アーサー・シュミット
(音楽)アラン・シルヴェストリ
(衣裳デザイナー)スージー・デサント
(視覚効果スーパーバイザー)ロバート・レガート
(出演)
ハリソン・フォード(ノーマン・スペンサー)
ミシェル・ファイファー(クレア・スペンサー)
ダイアナ・スカーウィッド(ジョディ)
ジョー・モートン(ドクター・ドレイトン)
ジェームズ・レマー(ウォレン・フューアー)
ミランダ・オットー(メアリー・フューアー)
アンバー・バレッタ (マディソン・エリザベス・フランク)
キャサリーン・トーネ(ケイトリン・スペンサー)
レイ・ベイカー(ドクター・スタン・ポーウェル)
ウェンディ・クルーソン(エレナ)
  
(解説)
ハリウッド最高のスター、ハリソン・フォードとミシェル・ファイファーが初めて共演する。 それだけでも映画界の大事件だというのに、メガホンをとったのは「フォレスト・ガンプ/一期一会」でオスカーを手にしたロバート・ゼメキス監督。 この夢のような顔合わせで出来上がったのは、最新テクノロジーとヒッチコック・タッチのスリラーが融合したスーパー・ナチュラル・スリラー。 全編にサスペンスあふれるエキサイティングな作品だ。

ノーマン・スペンサー博士と妻クレアは、美しい湖の畔にある瀟洒な館に住んでいる。 長年手塩にかけて育ててきた娘ケイトリンを大学に送り出したクレアの心には、今、ぽっかり穴が空いていた。そんなとき、家の中で奇妙な出来事が起こり始める。 風もないのに開くドア、突然動き始めるコンピューター。囁くような声が聞こえ、水には見知らぬ女性の顔が浮かんで見える……。 科学者の夫にはどれも妻の妄想としか思えないが、クレアは夫婦喧嘩の絶えなかった隣家の妻が消えたことで想像を膨らませていく。 やがて"幽霊"の正体が明らかになったとき、クレアは自分が1年前に起こした自殺未遂事件の記憶を取り戻していくのだった……。

ご存じのようにロバート・ゼメキス監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなどのヒットメーカーにして、「フォレスト・ガンプ/一期一会」のアカデミー賞監督。 彼は98年に製作会社イメージ・ムーバーズを設立し、その記念すべき第1弾として恐ろしくてミステリアスな映画を製作したいと考えた。 しかも、ヒッチコックが生きていたら作るようなものを、今の時代の技術を駆使して。 そして出来上がったのが、視覚効果の存在を全く意識させない、しかし最新鋭のテクノロジーなくしては映像化できない、スリリングなサスペンス映画だった。

映画で何よりも重要なポイントは、ノーマンとクレアのキャスティングである。監督は、当初からノーマン役にはハリソン・フォードしかいないと考えていた。 フォードもこの脚本が気に入ってすぐに出演をOK。優秀な学者の顔の下に隠された謎めいた人間の本性を垣間見せて、映画のミステリアスな雰囲気を高めている。 一方、ミシェル・ファイファーがスリラーに挑戦するのはこれが初めて。しかし彼女は子供のころから恐ろしい映画が大好きで、ゼメキスの大ファンでもあった。 ナイーブなクレアというキャラクターも、彼女が演じると繊細さの中に内なる強さを秘めて、ぐっとリアリティを増してくる。

カメラの後ろ側には、長年に渡ってゼメキスを支えてきたスタッフが結集した。 鏡を効果的に使用し、カメラ・アングルを駆使してゾクゾクするような恐怖を作り上げた撮影監督はドン・バージェス。 最初は夢のように美しかったノーマン宅が、しだいに邪悪な様相を帯びていく過程を見事にデザインしたのは、リック・カーターとジム・ティーガーデンのチーム。 おどろおどろしさと緊張感の交錯する深みのある音楽はアラン・シルヴェストリ。彼らは「フォレスト・ガンプ/一期一会」でアカデミー賞にノミネートされたゼメキス・ファミリーだ。 これに同作と「ロジャー・ラビット」でオスカーを手にした編集の名手アーサー・シュミットが加わって、最強のメンバーとなった。
  
(物語)
ヴァーモントの美しい湖のほとりに建つ瀟洒な家。
クレア・スペンサー (ミシェル・ファイファー) は、研究者の夫ノーマン (ハリソン・フォード) とともに幸せに暮らしていた。
高名な数学者を父にもつノーマンは、デュポン研究所で遺伝学の教授として嘱望されているが、事あるたびに父と間違えられることに苛立っていた。
この屋敷も父が建てたものだった。
クレアは優秀なチェロ奏者でカーネギー・ホールの舞台に立ったこともあったが、ノーマンと知り合って3カ月で結婚し、それ以来演奏活動をやめてしまった。
手塩にかけて育ててきた一人娘のケイトリンも今ボストンの大学へと旅立ち、これからはノーマンと二人だけの生活に戻るのだ。

クレアが寂しさを紛らすように庭の花の手入れに勤しんでいたある日、隣の庭から泣き声が聞こえてくる。それは数週間前に越してきたノーマンの同僚フューアーの妻、メアリー(ミランダ・オットー) だった。
クレアが心配して声をかけると、メアリーは夫ウォレン (ジェームズ・レマー) が恐いと訴える。
翌日、引っ越し祝いを持ってフューアー家を訪ねるクレア。
しかし、家に人影はなく、ポーチには血のついたサンダルがころがっている。
その夜、寝つかれぬクレアは、ウォレンが暗闇に紛れるように車のトランクに大きな荷物を放り込むのを盗み見て、最悪の事態を想像した。

その日から、家の中で奇妙な出来事が起こり始めた。
風もないのにひとりでに開くドア。突然コンピューターに電源が入り、ラジオからは大音量でロックが流れ出す。
そして、囁くような声と、バスタブの湯に映る女の顔……。
クレアは幽霊が自分の助けを求めているのだと思った。
そして、その幽霊はメアリーに違いないと。

クレアは研究所まで行ってノーマンにフューアー家のことを話すが、彼はとりあおうとはしない。
仕方なくクレアは再びプレゼントを持って隣家を訪れた。
何度もベルを鳴らした後、ようやくウォレンが現れ、迷惑そうな顔で応対するが、メアリーは不在だと言う。
彼女の身に何か起こったに違いない。
クレアの心配はより明確な疑惑へと変わっていった。

家の中の心霊現象は続いていた。ノーマンの知り合いの精神科医ドレイトン(ジョー・モートン) にその幽霊から事情を聞くように薦められたクレアは、Kマートで心霊盤を買うと友人ジョディ (ダイアナ・スカーウィッド) を誘ってメアリーの霊を呼び出そうとする。ジョディは半信半疑だったが、しばらくすると文字盤が動き出し、側に置いたロウソクの炎が消えた……。

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