(STORY)
<あの予言が的中したら・・・>
この戦争を明日にでも終えることができるとしたら? 戦う価値はあると思わないか。 命を懸ける価値はあると思わないか。
トーマス・“ネオ”・アンダーソン(キアヌ・リーブス)はすべてを投げ打つ覚悟で、この問いかけに自ら答えを出すことを決意した。もともとはモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)とトリニティー(キャリー=アン・モス)から投げかけられた問いかけ。
真実を探し、受け止めるために。“マトリックス”の呪縛から心を解き放つために。
<すべては決断から始まる>
『マトリックス』三部作の第二章に当たる今回、ネオはマシン軍団に包囲された“ザイオン”を救うべく、その超人力を全開させる。あと数時間もすれば、人類最後の地上都市は、人類滅亡をプログラムされた25万のセンチネル軍団に侵略されてしまう。だが、モーフィアスの信念に揺るぎはなかった。オラクル(預言者)の言った救世主がマシンとの戦いに必ず決着をつけてくれる−−その信念に勇気づけられたザイオンの住人は未来と希望をネオ一人に託す。しかし、ネオは迷っていた。真実を探ろうとすればするほど、闇は深くなるばかりだ。
<決断の先に何があるのか、見通せるものなど誰一人いない>
それでもネオとトリニティーは互いの愛と信頼を支えに、再びマトリックスへ乗り込むことを決意。モーフィアスを加えた3人は驚異の肉体と武器を携え、敵の大軍との総力戦を開始する。しかし、マトリックス内には権力に甘んじることしか能のない一団がいた。決断などという面倒は避け、ひたすら人の弱みを食い物にする連中である。
<決断なんて、力を持つものと持たざるものが作り上げた幻想だよ>
そればかりか、マトリックスには異分子の一味も紛れ込んでいた。その一人が、あのエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィービング)。因縁の宿敵ネオを倒すことに執着するあまり、スミスはシステムの削除命令にさえ逆らうようになっていた。いまやスミスは、一度は捨てた人間の業に突き動かされ、復讐の鬼と化していたのだ。
<権力を握った者が必ず欲しがるものは? より大きな権力だ>
マトリックスの全貌解明と人類の救済へ踏み出したネオに、予想以上の激しい抵抗、過酷な真実、苦渋の決断が待ち受ける。
<君は心を決めるために来たのではない。もう心は決まっている。今度は、そう決心したわけを探る番だ>
愛、真実、信念、目覚め、志、理性。そのすべてを信じて、ネオは選んだ道をひたすら進むしかない。「もし、それが叶わなかったら…」と自問するネオ。「もし、途中でくじけたら…?」
<その時はザイオンが滅びるまでだ>
第二章: ウサギの穴のさらに奥へ
ネオは、マトリックスというコード化された厚いベールに目を凝らした。そのベールの向こうに、何かの息づかいを感じながら。
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