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LOVERS
(原題)十面埋伏
(英語題)HOUSE OF FLYING DAGGERS
2004年8月28日公開
上映時間2時間
2004/中国/ワーナー・ブラザース
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<出演者紹介>
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<出演者>
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金(ジン)/随風(スイフォン)
素性を隠し、女に近づく官吏
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金城武 TAKESHI KANESHIRO
刀と矢の達人である朝廷の官吏、金(ジン)。敵状をさぐるため随風(スイフォン)と名乗り、遊郭・牡丹坊に乗り込む。
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劉(リウ)
国への忠誠から、女を追う官吏 |
アンディ・ラウ ANDY LAU
飛刀門討伐の糸口をつかむため、小妹を利用しようとする捕吏のリーダー。同僚の金に、味方を装って彼女を逃亡させる計画を持ちかける。
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小妹(シャオメイ)
復讐を誓った、盲目の踊り子
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チャン・ツィイー ZHANG ZIYI
生まれつき目は見えないが、遊郭随一の舞と武功を誇る。朝廷の前に倒れた父の仇を誓い、潜伏したと臆される飛刀門の娘なのか? |
牡丹坊の女将
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ソン・タンタン(宋丹丹) |
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金城武 TAKESHI
KANESHIRO
「最初にオファーが来たときは本当に興奮した。監督は演技のことを真に分かっている先生だ。」
血わき肉おどる武侠世界の好男児の姿を、時に茶目っ気たっぷりに、時に猛々しく、時に悲哀感を全身にあふれさせて演じ、観る者の脳裏にくっきりと焼き付ける金城武。
デビュー以来、出演作はほとんどすべて主演。中でもウォン・カーウァイ監督の『恋する惑星』『天使の涙』は俳優・金城武を開眼させる転機になったといえる。そして今また『LOVERS』は、彼にとって過去最大級の転換点となるだろう。アジアの金城武から、世界の金城武へ。
マイペースでナチュラル、気取りのない人柄で知られる金城武だが、国際的巨匠チャン・イーモウとの仕事にはさすがに緊張もしたようだ。「最初にオファーが来たときは本当に興奮した。僕でいいのかな、とも思った。撮影中は、失礼のないように、ミスを連発しないようにと祈るような気持ちだったけど、監督はいつも励ましてくれた。監督は、演技のことを真に分かっている先生。彼の指示を聞いていると物語を聞いているような気分になり、その世界へ引き込まれるころには、どう演じたらいいのか自然と分かっているんだ。これほど映画に情熱を傾ける監督は見たことがない。監督の昔話を聞いていると、彼が映画的な思考で語っているということが分かる。チャン・イーモウ監督は、頭の中がそのまま画面なんだ」
アクション映画は何度となく経験し、動きの良さには定評があるが、今回は靭帯に裂傷の入る大きな怪我もしたほどハードなアクションに取り組んだ。しかも動作が機敏というにとどまらず、馬にまたがって疾走する勇姿といい、すっくとして矢を射る立ち姿の美しさといい、惚れ惚れするほど画になっている。90年代に香港で武侠映画が大量に作られていた時代、金城武主演のアクションものは現代アクションが中心で、今にして思えば不思議だが、『LOVERS』によって一気に彼は武侠映画のプリンスとなった。その意味でも、チャン・イーモウ監督によって金城武の潜在力はいかんなく引き出されたといえるだろう。
日本ではまた、今秋にハートウォーミングなラブストーリー『向左走、向右走/Turn Left, Turn Right』の公開を控えている。金城武のグローバルな活躍は続く。
日本人の父と台湾人の母をもち、中国語(北京語、広東語、台湾語)・日本語・英語を自在にあやつる国際派スター。台湾で生まれ、香港でウォン・カーウァイ監督の『恋する惑星』(94)、『天使の涙』(95)に立て続けに主演してブレイクし、日本でもTVドラマ「神様、もう少しだけ」(98)のヒットで人気に火がついた。シルビア・チャン(張艾嘉)監督と『君のいた永遠(とき)』(99)で、リー・チーガイ(李志毅)監督とは『世界の涯てに』(96)『不夜城』(98)でそれぞれ組み、個性派俳優としての地位を確立。こうしたアジアの大物監督とのコラボレーションにより、世界はもとより本国の台湾と日本でも観客と批評家の両方から“守備範囲の広い実力派”として高く評価されている。台湾・香港・日本を中心に活躍し、出演作はその他にも『暗黒街/若き英雄(ヒーロー)伝説』(95)、『冒険王』(95)、『ダウンタウン・シャドー』(97)、『初恋』(97)、『アンナ・マデリーナ』(98)、『スペーストラベラーズ』(00)、『Returner』(02)など数多い。04年秋には、台湾人アーティスト、ジミー(幾米)のイラスト集をベースにした香港映画『向左走、向右走/Turn
Left, Turn Right』(03)の日本公開が予定されている。
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アンディ・ラウ ANDY LAU
「俳優として様々な役に挑戦してきたから、どんなキャラクターでも演じれる」
アジアのトップスター、アンディ・ラウは、情義と野望が内心で拮抗する複雑なキャラクターをゆるぎない風格で演じきった。
二度におよぶ香港金像奨の最優秀主演男優賞を始め、俳優・歌手として膨大な受賞実績を持つ。2004年には香港政庁から社会に多大な貢献をしたとして名誉ある勲章も与えられているアンディは、チャン・イーモウ作品では特に『活きる』に感銘を受け、以来ずっと彼の映画に出たいと希望し、実際にそう監督に伝えてもきた。そして今回『LOVERS』でついに希望が実現した。「俳優としてたくさんの役を演じてきたから、善人・悪人・その入り交じったキャラクターも、僕はいろいろな役ができる。監督の望む役はなんでもやるよ。『LOVERS』の出演依頼を受けたとき、最初はアクション主体の作品という印象を持った。でもチャン・イーモウ監督は、キャラクター描写や自分自身の原体験を突っ込んで描こうとしていた。そして監督はいったんカメラを据えると、あとは俳優の自由に任せてくれたんだ」
チャン・イーモウ監督も、アンディの演技力と集中力を絶賛する。「合図と同時に役になりきって、同じテンションで立て続けに5回のテイクがやれる。5回とも泣くことができる。どんな俳優にとっても決して簡単なことではありません。なのに彼の場合は、回を重ねるごとに良くなっていくんです」
ちなみに、カンヌ映画祭で審査員長をつとめたクエンティン・タランティーノも、114本の出演作すべてを見ているほどのアンディ・フリーク。いずれ一緒に仕事をしたいとカンヌでエールを交わしたという。目下、香港と中国大陸で新作が目白押しだが、ハリウッド進出も時間の問題かもしれない。
武侠映画の経験が豊富で、映画だけでなくTVシリーズでも武侠ドラマに何度も主演した経験を持つアンディは、刀剣アクションも堂に入ったもの。それでも、雪の降りしきる中で真刀を握ってのアクションは文字どおり真剣勝負。何度もリハーサルを重ね、緊張と寒さのあまりに痛みも感じないまま必死で撮影を終えた。ホテルに戻ってからかなりの傷を負っていたことに気づき、同様にあざだらけになった金城武と「心理的ダメージの治療費も監督に請求しようか」と冗談をとばしたそうである。
俳優として、また歌手としても絶大な人気を誇るアジア最高のドル箱スター。1961年、香港に生まれ、81年にテレビ局TVBの俳優養成所に入学。卒業と同時に同局のシリーズ15本に出演し、はば広い人気を確立する。82年のアン・ホイ(許鞍華)監督作『望郷 ボートピープル』で注目され、本格的に映画俳優としての活動を始める。ジョニー・トウ監督の『暗戦/デッドエンド』で第19回香港電影金像奨・最優秀主演男優賞を、『ファイターズ・ブルース』で香港批評家協会賞を受賞。後者では2度目の香港金像奨・主演男優賞も射止めた。90年に制作会社“天幕”を立ち上げ、プロデュース業にも進出。フルーツ・チャン(陳果)を監督に迎えた『メイド・イン・ホンコン』はロカルノ国際映画祭スイス/クロスエア航空特別賞を受賞した。『いますぐ抱きしめたい』(88)、『ゴッド・ギャンブラー』(89)、『欲望の翼』(90)、『フル・スロットル/烈火戦車』(95)など、04年現在まで115本もの映画に出演。近年では03年に香港金像奨や台湾金馬奨を総なめにした大ヒット作『インファナル・アフェア』での演技が高く評価された。今後の新作も目白押しで、その活躍はとどまるところを知らない。
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チャン・ツィイー ZHANG ZIYI
「“愛”は瞬間的に生まれる感情。そのとき、その気持ちは真実のもの。」
陶磁器のように白い肌の楚々としたたたずまいの中に、激しい気性と清廉な色香を秘めたヒロインを演じるチャン・ツィイーは、『初恋のきた道』『HERO』に続きチャン・イーモウ作品はこれが3本目となる。イーモウ監督の旺盛な好奇心とポエムのようなストーリー運びに、その都度感銘を受けてきたという。
盲目の役を演じるに当たっては、事前に盲目の少女と2カ月間、生活を共にした。「トイレに行く以外はいつも一緒。光のない世界は想像を絶する世界でした。クランクインしてから茫然としたの。もとの感覚を取り戻すのに1ヶ月かかりました」
目が見えないという設定に加えて、小妹は当代随一の踊り子であり、たぐいまれなる武功も持つ。11歳から6年間、プロを養成する舞踏学校で学んだツィイーだが、踊りつつアクションをし情感も表現するというのは容易なことではなかったようだ。「金に呼ばれて踊るシーンで、顔が笑ってると監督に言われてカットになったことも。自分ではまったくそのつもりはなかったけれど、舞踏の習慣が知らず知らずに出て微笑んでいたのね」
雪の中のシーンにも苦労した。監督は「ツィイー、動かないで」と要求し、分かってはいても寒さのあまりふるえがとまらなかったとか。
今回初共演のアンディ・ラウは、実はツィイーにとって小さいころからあこがれのアイドル。サイン入り生写真も持っているという。劇中では騙し、騙され、一触即発のかけひきが火花を散らし、すばらしく息の合った芝居を見せてくれる。
もう一人の共演スター金城武もチャン・ツィイーのプロ根性に「彼女は本当に努力家。僕はどちらかというと監督がオーケーを出したら納得するほうだけれど、彼女は何度も自分からやり直しを監督に要求していた」と賛辞を惜しまない。
出世作となった『初恋のきた道』や『グリーン・デスティニー』を始めとして、これまで数々の愛のかたちを映画の中で見せてきたチャン・ツィイー。“愛”について、自身はこう考えている。「感情というのは瞬間的に発生するもの。どのくらい持続するかに関わらず、生まれた瞬間、その気持ちは真実のものだと思います」
今、世界から最も熱い視線を注がれる中国の若きトップスター。11歳で北京舞踊大学付属中学校に入学。その後、女優を目指して北京の名門校・中央戯劇学院に進学。在学中にチャン・イーモウ監督に見出され『初恋のきた道』(99)に主演。映画は2000年ベルリン映画祭で銀熊賞に輝いた。次に出演したアン・リー(李安)監督のオスカー受賞作『グリーン・デスティニー』では、白熱のファイトシーンを披露し、“マーシャルアーツの麗人”と絶賛され、2000年トロント映画批評家協会の助演女優賞を受賞。霧におおわれた竹林で翌年にはMTVムービーアワードの最優秀ファイトシーン賞に輝き、「ピープル」誌の恒例企画“世界で最も輝かしい50人”の一人に選ばれた。03年のアカデミー賞候補作『HERO』、さらに『LOVERS』と、チャン・イーモウ監督作の常連的存在に。『HERO』は中国映画史上最大のヒットとなり、日本でも中国映画として過去最高の興収を記録した。他にもハリウッド映画『ラッシュ・アワー2』(01)、韓国映画『武士(ムサ)』(01)、ウォン・カーウァイ監督による香港映画『2046』(04)など多数の話題作に出演し、日本進出作となる鈴木清順監督作『オペレッタ狸御殿』の撮影も終え、今後も続々と新作が控えている。
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ソン・タンタン(宋丹丹)
牡丹坊の女将
北京出身。1981年に高校を卒業後、中国の名門劇団で演技を磨く。92年の舞台作「回帰」で中国最高の演劇賞“中国戯劇梅花奨”を受賞した。他の舞台作に84年「紅白喜事」、91年「芭芭拉少校」、03年「万家灯火」などがある。映画女優としては、『月牙儿』(86)でデビューし、売春婦に身を落とす役どころを熱演。その後、『紅西服』(97)を経て、『考試一家親』(01)で知能テスト対策に奔走する教育ママを演じ、コメディエンヌとしての力量を見せつけた。中国では92年「我愛我家」、03年「空房子」などTVのホームコメディでお茶の間の人気を博し、85年のシリーズ「尋找回来的世界」で飛天奨最優秀女優賞を獲得している。
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公開映画館
2004年8月28日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー
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| オフィシャルWEBSITE |
| http://221.254.243.163/~warnerbros.jp/lovers/ |
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