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インビジブル
(原題) HOLLOW MAN

2000/10/14公開
上映時間112分
2000年・米・ソニー・ピクチャーズ

(キャスティング)ハワード・フューアー
(衣装:エレン)ミロジェニック
(シニア・ビジュアル・エフェクツ・スーパーバイザー)スコット・E・アンダーソン
(製作総指揮)マリオン・ローゼンバーグ
(共同製作)ステイシー・ランブレーザー
(音楽)ジェリー・ゴールドスミス
(編集)マーク・ゴールドブラットA.C.E
(プロダクション・デザイン)アラン・キャメロン
(撮影)ジョスト・バカーノA.S.C.
(製作)ダグラス・ウィック、アラン・マーシャル
(脚本)アンドリュー・W・マーロウ
(ストーリー)ゲーリー・スコット・トンプソン、アンドリュー・W・マーロウ
(監督)ポール・バーホーベン
(特殊効果)ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス、ティペット・スタジオ、アマルガメイテッド・ダイナミクス
(CG&ビデオ・ディスプレイ)バンド・フロム・ザ・ランチ・エンタテインメント
(その他効果)リズム&ヒューズ・スタジオ
(フル・ボディ・スキャニング)サイバーFX
(トラベリング・マット・テクノロジー)コンポジット・コンポーネンツ・カンパニー


(出演)
エリザベス・シュー(リンダ・マッケイ)
ケイン:ケビン・ベーコン(セバスチャン)
ジョシュ・ブローリン(マシュー(マット)ケンジントン)
キム・ディケンズ(サラ・ケネディ(獣医))
グレッグ・グランバーグ(カーター・アビー(主任助手))
ジョーイ・スロトニック(フランク・チェイス)
メアリー・ランドル(ジャニス・ウォルトン)
ウィリアム・ディベイ(クレイマー博士)ン
ロナ・ミトラ(隣人女性)
(解説)
発端は1989年、"透明人間"が一人の男の心にとりついた・・・
1989年、プロデュサーのダグラス・ウィックは、"透明になること"とそれによって起こる事件をテーマに映画を作ったらどうか、というアイディアに魅せられた。「ちょうど特殊効果の技術が革命的に進歩し始めた頃で、透明になることの普遍的な魅力を、今まで誰も見たことがない映像で見せられるのではないか」と思ったのだ。

一人の男の情熱が名脚本家の手で恐ろしい物語に・・・
ウィックは、『エアフォース・ワン』をヒットさせたばかりの脚本家アンドリュー・W・マーロウに相談する。マーロウは、社会的拘束を全て取り払われた時の人間の心理に興味を覚えた。彼はまた、長年、特殊効果の複雑な世界にも魅せられていて、この分野の主な研究室や会社を頻繁に訪れていた。そして、マーロウは当時としてはまだ不可能な特殊効果を脚本に書き込んだ。数年のうちにこういう効果が使えるようになると見越していたのだ。結果的に彼の脚本が、開発を推し進めることにもなった。
マーロウは物語についてこう語る。「主人公は社会のルールに抑止されているカリスマ的なリーダーだ。これまでの"透明人間もの"の常套は避けて、ちょうど体が少しずつ消えていくように、そうしたルールが徐々に取り払われた後に何が起こるのか、そこにテーマを絞った。」

最新の特殊効果が実現しても、それを使いこなせる監督がいなければ意味がない!
マーロウの草稿がすっかり気に入ったウィックは、それを『氷の微笑』『トータル・リコール』の監督ポール・バーホーベンに送る。「『インビジブル』を撮るなら監督は彼だとずっと思っていた。本当の挑戦は新しい特殊効果ではなく、その効果をドラマに生かせる優秀な監督を探すことだった。ポールには数学と科学の才能があり、特殊効果を操れるばかりでなく、観客を魅了できる映像の天才なんだ。」
脚本を初めて読んだ時のバーホーベンの感想は、「人物がきっちりと描かれていた。プロットは透明性をテーマに巧妙な展開を見せる。何か不思議な感じがして、悪に関する詳細を極めた研究だと思った。最初はいくらかユーモアのある、心優しい科学冒険ものとしてスタートする。やがて頭脳明晰なセバスチャン・ケインが、狂った邪悪な怪物へと崩壊していく様を見ることになる。彼は悪魔に変身するんだ。」

最高のスタッフ、そしてキャストが揃った!
主演のセバスチャン・ケインには「激流」「告発」「アポロ13」など幅広く活躍し、同世代の俳優の中でも抜群の演技力をもつケビン・ベーコン。さらに「リービング・ラスベガス」「セイント」で注目のエリザベス・シュー、「ミミック」のジョシュ・ブローリン、「マーキュリー・ライジング」のキム・ディケンズ。「氷の微笑」「ロボコップ」「スターシップ・トゥルーパーズ」「トータル・リコール」と次々と話題作を生み出す監督のポール・バーホーベン、「エアフォース・ワン」「エンド・オブ・デイズ」脚本のアンドリュー・W・マーロウ、バーホーベン作品は7作目の撮影監督ジョスト・バカーノ、そして衣装のエレン・ミロジェニック、編集のマーク・ゴールドブラットとバーホーベン組が結集。さらに音楽は、「氷の微笑」「トータル・リコール」でバーホーベンと組んだ巨匠ジェリー・ゴールドスミス。ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスのチームを指揮し、特殊効果のスーパーバイザーとしてスコット・E・アンダーソン。

 

(物語)
セバスチャン・ケイン(ケビン・べ一コン)は天才肌の科学者。33歳にして、国家最高機密に属する研究プロジェクトを率いている。

目標は人間を透明にすること。セバスチャンはすでに透明化する血清を発明、動物を透明にするところまでこぎつけていた。問題はいかに元に戻すかだ。

巨大な地下施設にはさまざまな実験動物が飼育され、7人のチームが、昼夜を問わずこの画期的研究に没頭している。セバスチャンの右腕ともいえる二人の科学者、リンダ(エリザベス・シュー)とマット(ジョシュ・ブローリン)をはじめ、獣医のサラ、コンピューターを扱うフランク、データ分析の専門家ジャニス、そしてテクニシャンのカーターら、いずれも若い優秀な研究員だ。

セバスチャン・ケインは自分の非凡さを意識している傲慢な男でもあった。かつて恋人だったリンダは、彼に心を残しながらも、研究と輝かしい栄誉しか頭にないセバスチャンと別れ、いまはマットと恋仲になっている。獣医のサラなど、自信家で冷たいセバスチャンに批判的な研究員もいるが、とりあえず、科学の進歩のためにみんな心を一つに取り組んでいた。

そんなある日、セバスチャンはついに復元する方法をつきとめた。深夜の召集。手術台に縛りつけられた透明なゴリラは、生態量子の転換に伴う苦悶の果てに、毛むくじゃらの巨体に戻った。ついに成功したのだ。

しかしセバスチャンは、プロジェクトの推進者である国防総省のクレイマー博士(ウィリアム・ディベイン)にも、この成果を報告しようとしない。報告すれば盗まれる。自分の手で世界を変えたいという野望を持っているのだ。とはいえ、早く結果を出さないと資金を打ち切られてしまう。自信家のセバスチャンは、リンダらの反対の声も聞かず、みずから人体実験の被験者になると言い出す。

激痛、心拍数と血圧の上昇、脳波の異常……あわや心臓停止の間際に、セバスチャンは透明人間第1号となり、18時間の睡眠の果てに目覚める。

最初は小さないたずらから始まった。眠っているサラの胸を触ったり、トイレに入っているジャニスを脅したり、リンダの飲み物を動かしたり……セバスチャンは人の目に見えない、何をするのも自由だという新しい特典に、徐々に魅入られていく。
「透明人間とメイクラブしない?」
「同じことよ。心がないもの」
口説かれたリンダは、危ういところで踏みとどまった。

3目後、セバスチャンは可視化の血清を注入されたが、ショック状態が大きく、元に戻れない。1週間、10日と時が経つ内、セバスチャンの苛立ちがつのってくる。透明であることが、彼の精神に影響を及ぼし始めたのだ。ある目、ゴムの仮面をかぶって無断で外出したセバスチャンは、いつも自分のアパートから覗き見ていた隣家の美女をレイプするという、犯罪行為に及ぶ。

セバスチャンを元に戻すために、解答を出そうと必死のリンダとマット。しかし天才科学者であるはずのセバスチャンは協力しようとしない。新しい力に酔い始めていたのだ。リンダは国防総省のクレイマーに報告するが、クレイマーは監視ビデオに細工して抜け出したセバスチャンに、自宅のプールで殺されてしまう。

神のごときこのパワーを手放したくない。通報されるとこれまで築いたキャリアが終ってしまう。狂ったセバスチャンは関係者の皆殺しにかかる。エレベーターを動かす登録コードは、セバスチャンに消去されてしまった。最高機密の地下研究所は、いまや広大な密室と化している。その中で、透明な天才科学者と、赤外線カメラを装着して彼を追う研究員たちの、血みどろの死闘が始まる。セバスチャンの姿を浮き上がらせるのは、火、煙、水、そして血…

…最後に生き残るのは誰か?

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