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少年と砂漠のカフェ
(原題)Delbaran
2002年3月30日公開
上映時間96分
2001/イラン=日本/ビターズ・エンド
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監督・脚本・編集:アボルファズル・ジャリリ
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撮影:モハマド・アハマディ
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プロデューサー:アボルファズル・ジャリリ、市山尚三
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エグゼクティブ・プロデューサー:森昌行
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(出 演)
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キャイン・アリザデ
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ラハマトラー・エブラヒミ
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(C)
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2001年ナント三大陸映画祭 グランプリ
2001年ロカルノ国際映画祭 審査員特別賞
国際シネクラブ連盟賞
ヤング審査員賞
2001年東京フィルメックス 審査員特別賞
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もう大丈夫 ひとりじゃないから・・・
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アフガニスタンとの国境に近いイランの小さな町デルバラン。14歳の少年キャインは、戦渦の故郷を後に国境を越えてやってきた。カフェを営む年老いた夫婦の元に流れついたキャインは、息子のように扱ってくれる彼らに応えるため、一生懸命働く。そんな暮らしの中で、今まで味わったことのなかった愛情を感じるのであった。しかしある日、警官がカフェにあらわれキャインを不法入国者として逮捕してしまう...。
「ぼくは歩いてゆく」「キシュ島の物語」で、ドキュ・ドラマと称される独自な映像表現により国際的に高い評価を受けているアボルファズル・ジャリリ監督の最新作です。
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(物語)
砂漠の真ん中にある小さな町デルバラン
その昔、愛する人のため家を捨ててきた恋人たちは、この町へとやってきて身を隠した。
そんな恋人たちが会う場所として、デルバランのカフェはこの土地に建てられた。
しかし今では、 このカフェを訪れるのは、密輸商人、違法労働者、麻薬密売人たちである。
このカフェへ、キャインという名の少年がやってくる。
●アフガニスタンとの国境に近いイランの小さな町デルバラン。14歳の少年キャインは、戦火の故郷を後に、国境を越えてやってきた。ささやかなカフェを営む年老いた夫婦のもとに流れついたキャインは、息子のように扱ってくれる彼らに応えるため、草むしりや水汲み、買い出しや給仕の仕事と、一生懸命働く。そんな暮らしの中で、キャインは今まで味わったことのなかった愛情を感じるのであった。しかしある日、警官がカフェにあらわれキャインを不法入国者として逮捕してしまう。
●『少年と砂漠のカフェ』は、家族から離れて見知らぬ土地で働かなければならない、アフガン難民の少年キャインの日常を綴ってゆく。普通の子供には辛い仕事も、祖国での測りしれない苦難を経験しているキャインにとっては、何の苦労もない。文句ひとつ言うことなく黙々と働く。子供でありながらも、生き抜いてゆく術を自然と身につけ、大人と対等にやりあう。決して寂しさや哀しみを表に見せることなく、生きることに懸命なキャイン。そんな彼の健気にもたくましい姿は、観るものすべての心を震わせることだろう。
●頼れる人もなくひとりで生きてきたキャインは、カフェでの生活の中で、初めて人の優しさにふれる。そして、かたくなに閉ざしていた心を少しずつ開いてゆく。老夫婦との間に生まれる親子のような絆や、カフェに出入りする人々との交流。お互いがお互いを必要としていたかのように、彼らは家族的な関係を築いてゆく。いつしか、キャインにとってカフェは心のよりどころとなってゆく。
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ディレクターズ・ノート
アボルファズル・ジャリリ(監督)
“デルバラン”とは“恋人たち”を意味するペルシャ語です。イラン東部ホラサン地方の北部、アフガニスタンとの国境に近いところに“デルバラン”という町はあります。人々が愛や希望について考えることができた頃(それはそれほど昔のことではありません)、戦争の恐怖や食料の不足をおそれなくてもよかった頃、恋人たち、とりわけ、愛する人のために家を捨ててきた恋人たちが、この土地にやってきました。それは、この町が乾燥した砂漠のほぼ真ん中にあり、行方を探すのが非常に困難だったからです。デルバランのカフェは、そうした恋人たちが会う場所としてこの土地に建てられたのです。
その後、イランとアフガニスタンとの間に道路ができ、それはデルバランの町を、そして当然、そのカフェの横を通ることになりました。経済的な理由から、カフェはその本来の機能を失い、国境を越えてきた違法就労者たちや麻薬密売人たちの集まる場所になってしまいました。それからというもの、イランの警察はこのカフェに強い注意を払うようになったのです。
私がこの話を映画化しようと思った時、最初はただ単に砂漠の真ん中のカフェで働く少年を描きたいと思っていました。その少年はアフガン人である必要はなかったのです。その後、この映画の出演者を探して砂漠を旅している時、私は偶然キャインに出会いました。彼に映画に出てくれるように頼んだ後、私は彼がアフガン人であることを知りました。私は、少年をアフガン人にするとキャインが役に自分自身を反映できるのではないかと考え、主人公の設定を変えました。実際、アフガニスタンの国境に近いホラサン地方には、多くのアフガン人が暮らしているのです。私がアフガン人の少年を主人公に起用したのは全くの偶然ですが、このことはこの映画に別の意味でのリアリティを付与するものになったと思います。
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| 公開映画館 |
| オフィシャルWEBSITE |
| http://www.bitters.co.jp/cafe/index.html |
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