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「アンデルセン童話」の国から届いたひと夏の冒険ファンタジー
STORY
深海で発見されたナチスの呪われた遺物
夏休みを大好きなおじいさんの家で過ごすことになった2人の兄弟は、おじいさんの古びた船に乗ってスキューバ・ダイビングを楽しんでいた。ところが、第二次世界大戦時にこの近くで撃沈され所在が不明だったナチス・ドイツの潜水艦「U−461」が深海に沈んでいるのを2人は偶然見つけてしまう。高鳴る好奇心と、質素な生活を送るおじいさんのために「宝物」を見つけてあげたい一心から忠告を聞かず再び深海ヘ潜った2人に、とんでもない恐怖の「宝物」が待ち受けていた。果たして2人は再び生きて還ってこられるのだろうか・・・・・・!!
INTRODUCTION
「童話の国」から贈られてきた夏の思い出
独創的な映像と繊細な心理描写で観る者を捉え、今年大ヒットとなった『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。その監督ラース・フォン・トリアーを輩出した幻想的な国デンマークから、また新たな才能が届けられた。かの地は深青の海に囲まれ、「人魚姫」「マッチ売りの少女」ほか世界中の子供たちから愛されているアンデルセン童話発祥の国。厳しい現実を生きる親や子たちを有り余る愛情で包み込んだそれら名作の数々を土壌として『デュカネ/小さな潜水夫』は誕生した。2000年カンヌ国際映画祭でのワールドプレミア上映で賞賛を浴び、同年11月デンマークでの公開を経て日本上陸を果たした本作は、2人の兄弟がとある夏休みに体験する、どこか懐かしくもスリルに満ちた冒険ファンタジーである。
北欧を代表する、世界ヘ羽ばたく映画スタッフたち
89年の『ヴァルビィの奇跡』で世界中の映画祭において絶賛され各賞受賞し、91年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でも最優秀作品賞に輝いた実績を持つ監督のオーケ・サンドグレンは、その後も『イノセント・ライフ』(93)のほかドキュメンタリーやオペラを演出する等豊かな才能を開花させ、本作でも海の神秘と生き生きとした人間ドラマを描くことに成功している。その監督が惚れ込んだ脚本には、72年生まれの若輩ながら99年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『ミフネ』の共同脚本をはじめ"Valgaften"(98)で99年米アカデミー賞短編映画賞を受賞、そして2000年東京国際映画祭を経て今年3月に公開されたばかりの『キング・イズ・アライヴ』(00)も手がけているアナス・トーマス・イェンセンが担当している。
99年の夏に12週間かけて撮影された本作は、デンマーク沖の大海原でのロケーションはもちろんのこと、巨大なスタジオを建設しその中でやはり巨大な貯水タンクを駆使して見事な海底シーンを造り出した。撮影に『ヴァルビィの奇跡』(89)、『ナイトウォッチ』(97)、『ミミック』(97)のダン・ローストセン。中でもディテールにこだわった潜水艦内部での霊魂のシーンは、特殊効果スタッフにデンマーク・スペシャル・エフェクト・サービスを呼び、観るものヘ魂の神秘と対峙する密室での圧迫感を訴えかける事に成功した。
個性豊かなキャラクターを演じる愛おしい人たち
主演の兄クリスチャンを演じるのは、79年に生まれ演劇学校を卒業した後デンマークの数々のテレビ番組等に出演しているロバート・ハンセン。本作がスクリーン・デビューとなる。
その他の出演者たちもほとんどが無名だが、おじいさん役のオットー・ブランデンブルクはデンマーク国内では有名な元ミュージシャンとして知られている。 |