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アヴァロン
(英題)Avalon

2001年1月20日公開
上映時間106分
2000年・日・ヘラルド

(監督)押井 守
(エグゼクティブ・プロデューサー)渡辺 繁/香山 哲/塩原 徹/坂上直行
(プロデューサー)久保 淳
(脚本)伊藤和典
(音楽)川井憲次
(ライン・プロデューサー)アンジェイ・グドフスキ/ヴォイチェフ・ヴィデルスキ
(制作担当)ヤヌシ・チェフ
(撮影監督)グジェゴシ・ケンジェルスキ
(美術)バルバラ・ノバク
(衣裳)マグダレナ・テスワフスカ
(ビジュアル・エフェクト・スーパーバイザー)古賀信明
(デジタル・アート・ディレクター)林 弘幸
(美術デザイナー)渡部 隆
(メカニックデザイナー)竹内敦志
(音響デザイナー)井上秀司、ランディ・トム
(音響監督)若林和弘
(特殊造型)品田冬樹

(出演)
マウゴジャータ・フォレムニャック(アッシュ)
ヴァディスワフ・コヴァルスキ(ゲームマスター)
イエジ・グデイコ(マーフィー)
ダリュシュ・ビスクプスキ(ビショップ)
バルテック・シヴィデルスキ(スタンナ)

  

2000/11/4の舞台挨拶はこちらからご覧になれます
(第13回東京国際映画祭 オーチャードホールにて)
  
(C)2000 Mamoru Oshii and Avalon Project. All Rights Reserved.
(解説)
『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95年)は96年全米ビルボード1位を獲得、『AKIRA』(88年・大友克洋)と並ぶジャパニメーションの代表作として、監督・押井守の名を全世界に轟かせた。『マトリックス』(99年)を見るまでもなく、その影響力は世界のクリエイター達に絶大だ。そして、『攻殻機動隊』以来、5年の沈黙を破って発表する待望の最新作が、この『アヴァロン』である。 本作は従来のジャンルで語れば、押井守監督第4作目の「実写」映画ということになる。だがそれは正しい表現ではないだろう。この映画は、これまでのカテゴライズでいうところの「実写」でも「アニメ」でもない。アニメ制作の方法論によって貫徹された実写作品であると同時に、実写映像を含むあらゆる素材を駆使して構成されたアニメ作品。それはデジタルによって初めて可能となる、未だ存在しない映画だ。実在するモノを撮影した映像でアニメを創るという、「第三の映画」への第一歩。押井守が提唱する「来るべき映画」は、21世紀の到来と共にそのベールを脱ぐ。

本作が常識を破壊するのは、そのジャンルだけではない。総製作費6億円、製作期間2年をかけ、これまでの日本映画に見ない様々なアプローチにも注目だ。 『灰とダイヤモンド』(58年)等の名作で知られるアンジェイ・ワイダ監督(第72回アカデミー賞名誉賞受賞)を生んだ中欧ポーランドで、3ヵ月に及ぶオールロケを敢行。撮影監督のグジェゴシ・ケンジェルスキを始め、美術・衣装等、ポーランド映画の第一線で活躍するスタッフ達が、押井守監督の指揮の下に編成された。もちろんキャストも、アッシュ役のマウゴジャータ・フォレムニャック他、ポーランド一流の俳優陣によって演じられており、セリフはポーランド語で交わされた。また、ポーランド軍の全面協力により、本物の銃火器や戦車、ヘリコプター等が登場し、戦闘シーンに最高のリアリティを提供している。これら実写映像と日本のCGIクリエイターが作り上げた兵器群の競演も、この映画の大きな見どころと言えるだろう。

音響面でも話題に事欠かない。押井作品にはおなじみの作曲家・川井憲次が、ポーランド国立・ワルシャワフィルハーモニック・オーケストラの演奏をベースに、デジタル加工を重ね、ライブのみでは得られない独自のアンサンブルを生み、実に魅力的な音楽を完成させた。
加えて、音響効果。『ライトスタッフ』(83年)でアカデミー賞音響賞を受賞したランディ・トム(スカイウォーカー・サウンド)が、戦闘シーンを担当し、驚くほど臨場感あふれる銃撃戦を演出した。さらに『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99年)から採用されたドルビーデジタル・サラウンドEX、という日本映画初の6.1chデジタル音響により、国際級のダイナミックかつ繊細なサウンドを聴かせる。

果して「来るべき映画」とは、どう作られるのか。ポーランドの撮影終了後から約6ヵ月に及ぶ膨大なデジタルプロセスによって、その方法論は現実のものとなった。
『五条霊戦記//GOJOE』(2000年)等で知られる特撮技術の第一人者、古賀信明がビジュアル・エフェクト・スーパーバイザーとして参加。ポーランドで撮影した素材を元に、CGI・爆発等の実写合成素材、手作業によるコマ単位のデジタル処理、現場でのローテク等々、考えられるあらゆるテクニックを組み合わせた。この合成素材には、日本屈指のCGIクリエイターやアニメーターらが結集し、多数のメカやインターフェイス・デザイン等を創作。世界観の構築に大きく貢献している。
そして最終段階。CM等で活躍中の林弘幸をデジタル・アート・ディレクターに迎え、この映画の世界観を決定付ける微妙なトーンを調整した。ここではDOMINO(ドミノ)というデジタル・エフェクト・ツールに取り込んだ画像データを、押井監督の演出意図に合せコントロールし、従来のオプチカル処理で不可能な映像加工作業を実施。全篇に渡ってデジタル処理を行い、それを統合した。結果、絵画的とも言える画面には、まさに言葉にならない種類の、映画でしか味わえない感動が生まれたのだ。
骨格となる物語については、『機動警察パトレイバー』(89年・93年)や『攻殻機動隊』(95年)等で押井監督と長年のコンビ、伊藤和典が脚本を担当した。現実と虚構の境界線が揺らいでいると言われるこの現代。体感型ネットワーク・ゲームという今日的な題材を、独特の切り口で語り尽くすテーマ性には、手法的な目新しさ以上に、同時代的なメッセージを含んでいる。

デジタルの旗手・押井守が、国境も既成概念も越えて、ついに完成させた映画『アヴァロン』。あなたは今、映画の新世紀を目撃する!

  
(物語)
アッシュ(マウゴジャータ・フォレムニャック)は、近年腕を上げ、このあたりのブランチで最強を誇るソロプレイヤー。パーティーを組まない孤高の女戦士として、注目される存在だ。彼女はかつて、無敵と謳われたパーティー“ウィザード”のメンバーだった。
だが、“ウィザード”は突如解散。その原因を知る者は誰一人としていなかった。アッシュは、そんな過去を忘れるかのように、レベルを上げ、日々架空の戦場で戦い続けた。
ある日、彼女のプレイを模倣し、挑発してくる謎のビショップ(ダリュシュ・ビスクプスキ)が現れる。アッシュの戦い方を真似し、しかも効率よくミッションをクリアするその戦術に、ブランチに集まる他のプレイヤーたちは驚嘆した。アッシュはその挑戦を受けて立とうと、男の正体を調べるが、何故かプレイヤー・データは存在せず、端末で検索しても何者であるかが判らない。ゲームマスター(ヴァディスワフ・コヴァルスキ)に訊ねても、全く相手にされなかった。それどころか、「他のプレイヤーに接触しないからこそ、ソロプレイヤーの道を選択しているのでは?」と逆に問い詰められる。答えに窮するアッシュ。また一瞬、思い出したくない過去に触れてしまう。

それは、運命の歯車が動き始めたからなのか。その後、間もなく彼女は“ウィザード”の元メンバー・スタンナ(バルテック・シヴィデルスキ)と再会する。そして彼から、リーダーであったマーフィー(イエジ・グデイコ)が、未帰還者となって病院に収容されていることを聞かされた。その事実に衝撃を受け、戸惑うアッシュ。
彼女はマーフィーの収容された病院を訪ね、その道すがらスタンナから聞いた話を思い返す。それは、マーフィーが廃人になってまで追い求めた、「最終目標」のことだ。“アヴァロン”には、リセット不能の幻のフィールドが存在するという。最終フィールド・クラスAを超えたクラスSA。そこは信じられない程の経験値が獲得可能な、言わば一獲千金の世界。マーフィーは、そこへのアクセスに成功したものの、現実へ帰ってくることができなかったのだ。
廃人となったかつてのリーダー。その顔を見つめながら、アッシュは共に戦った苦いあの日のことを思い出す。そして、彼女は家路につく。が、背後にはビショップの影がつきまとっていた。
クラスSAは本当に存在するのか。アッシュは自宅からネットへアクセスし、調査を開始した。やがて検索を繰り返した結果、“九姉妹”と呼ばれる非合法サイトに辿り着く。すると、そのサイトから、アッシュ宛にメールが届いた。「クラスA:廃虚C66にて待つ」と。
“アヴァロン”の幻のフィールドを探し求めて、アッシュは未知なる戦場へ赴く。そして明らかになる“ウィザード”解散の真相。アッシュがその先で見たものとは・・・!!
公開映画館 
アヴァロン オフィシャル WEBSITE
 
 
   
   
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