来日記者会見(全文紹介) -2-
(質問5)
新しい理想の男性像が描かれていますが、お二人の理想の男性像、女性像は?
(サンドラ・ブロック)
この方(ヒュー・グラント)がそうです。(笑)
私でない人間を期待されても困るので、”私がなれる人間に変えていってくれる”、そういう男性であって欲しいです。
(ヒュー・グラント)
知的で優しくて・・・ 私は表面ではなく内面を気にします。外面は一切気にしません。
(質問6)
この作品は、「ニューヨークへのラブレター」という思いが込められているそうですが、具体的にどのような点に留意されて演じられましたか?
(サンドラ・ブロック)
私は歴史的な建物の保存に興味があります。建築家が残してきた建物を保存したいという情熱を持っています。しかしアメリカは新しい国なので、ヨーロッパのように古い国に行けば古い建物が残っているのはいいなと思います。
それなのにアメリカは古い建物をどんどん壊していくのがあまりに早すぎるのではないかとずっと思っていました。ニューヨークにもすばらしいものがあるのに、どんどん壊してしまっています。私たちの国にもこんなに素晴らしいものがあるので、それを子どもたち、孫たちにどんどん伝えていきたいと思い、そういう運動に興味を持っています。
ファッションやアートはアメリカで大切にされるけれども、建築は一つの芸術の形として重んじられていなくて、ないがしろにされて壊されていくというところを心配し、懸念しています。この運動に私はとても共感したので、そのことを描きたかったです。
(質問7)
二人はとても息の合った演技をしていましたが、今回の共演でお互いの中で新しい発見はありましたか?
(ヒュー・グラント)
サンドラとは二年前にニューヨークのホテルで会っています。将来一緒に仕事したいなと思う俳優同士が会ってお互いを分かり合う「リレーション・シップ」というのを一時間ほどしました。その時に彼女がハンバーガーを食べていたのですが、彼女の食べ方の行儀の悪さを覚えています。(会場、笑い)
その時に僕もビールを飲んでいて、だんだんえげつない話をして、結局サンドラは部屋を出て行ってしまいました。『これでもうおしまいだな』と思っていたらそうではなく、今回の映画を作る機会がありました。
僕が酔っ払ったことを許してくれるのは僕と相性がいいんだと思います。
(サンドラ・ブロック)
この映画を撮り終わって感じたことは、コメディーを撮っているとお互い競争してしまうということです。「自分の方が笑わせられるぞ」って。しかし今回はそういう競争しようということはなく、むしろ補うように、お互いが映えるように演技ができました。
(質問8)
先ほど、ヒューさんの理想の女性像は知的で優しくてということですが、サンドラさんはその条件を満たしていますがどうですか?
(ヒュー・グラント)
もちろん彼女は理想なので何度も押しましたが振られました。もっと若い男性の方がいいみたいです。(会場、笑い)
(質問9)
日本の女性に、素敵な恋をするためのアドバイスをお願いします。
(サンドラ・ブロック)
アドバイスを偉ぶってすることはできませんが、まず自分の人生を満たす、自分を磨くということをすれば恋はあとからやってきます。探そうとすることではなく、自分を磨くことで心が寛大になり、相手の欠点をゆるすことができるようになります。だから、自分の人生を充実させることがまず先に来ると思います。
(ヒュー・グラント)
僕は逆です。特に僕がこの年になって感じるのは恋をする、結婚をするというのは若い内にやっておくことです。ナイーブな時に、良い人がいたら結婚してしまうべきです。その方が正しいと思います。年をとるとシニカルになりうまくいかなくなると思います。だから若い内にした方がいいです。じゃあ、若いうちしかダメかというとそうではありませんが。
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