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(質問8)
長時間のメイク間、何をしていましたか?
また、何かエピソードはありましたか?
(ティム・ロス)
一番の方法は寝て過ごすことですが、演技の段階になると、ただただ楽しいです。
(ケリー・ヒロユキ・タガワ)
メイクをしている間は、自分がメイクをされていることをけっこう忘れてしまい、途中で腕を見て「あ、毛深い!」と思って気が付くことがよくありました。
よくしたことは、静かにスタッフとかの後ろに立っていて、5分位立っていたこともありまして、相手がふと振り返った時に驚くリアクションを見るのが凄く楽しかったです。
英語では人をからかうことを「play monkey」というのですが、僕は一応エイプ(類人猿)なのですがplay monkeyをしまして、猿のまねをして、特にティム・バートン監督を追いかけまわすのが楽しかったです
(ティム・バートン監督)
怖かったです。
(ケリー・ヒロユキ・タガワ)
食べ方の指導で、鏡を見ながら食べてくださいという指導があったのでやっていたのですが、鏡の中に見えるのは自分の顔ではなく猿の顔で、その猿の顔に食べ物を入れているのに、味わっているのは僕で、なんだか変んだなと思いながら鏡を見て食べていました。
(エステラ・ウォーレン)
私の面白いエピソードは、ヘレナさんとティムさんと私の三人でタバコを吸って撮影の合間に談笑をしていたのですが、ふと気が付くと猿が二匹タバコを吸っていて、何事もないように三人でタバコを吸いながら笑い話をしていて、不思議な感じでした。
(ティム・ロス)
動物の実験をしているような光景ですよね。見た目には奇妙に映ったと思います。
(質問9)
もし仮に、猿が言葉を理解してこの映画を見たとしたら、どういう反応をすると思いますか?
(ティム・バートン監督)
人間と同じ反応じゃないでしょうか。
(ケリー・ヒロユキ・タガワ)
撮影中のランチタイムに予告編が流れていたのですが、それをチンパンジーが見ていて凄く興奮していたので、共感を持ってくれたようです。(笑)
(エステラ・ウォーレン)
とても難しい質問ですが、一つだけ言えることは、この映画では社会的葛藤、人種的差別が描かれていると思いますが、そこがポイントではないと思います。
いい映画がどれもそうであるように、見ていて楽しい、美しい、そして映画館にいる間は日常生活を忘れて全く新しい世界に浸れることがこの映画のメインだと思いますし、みなさんもこの映画を見てそのような感覚を得て欲しいです。
(ティム・ロス)
全く検討が付きません。
(質問10)
クラシック版「猿の惑星」がティム・バートン監督に今までの映画を作るにあたって影響を与えてきているのでしょうか?また、先のビジョンはどうでしょうか?
(ティム・バートン監督)
私は動物的な人間が好きなのではないかということを、今日、気が付きました。
今までに怪獣映画などが好きなので、影響があった作品は、今、タガワさんから「スクービドゥー」じゃないかと言われましたが、色々と影響を受けた作品はあると思います。
僕は現在を、今を生きるだけです。先のことは分かりません
(質問11)
タガワさんは顔が隠れたことで演技にどのように影響しましたか?
(ケリー・ヒロユキ・タガワ)
私自身は東京で生まれ、テキサスのルイジアナや南部で育ちました。そういう環境で育ちましたから、ずっと仮面をつけているような気分でした。役を演じなくても、実際に仮面をつけていなくても、アメリカで暮らす中で仮面をつけているような気分でした。
しかし今回違うのは、このマスクはとても怖い顔をしているんですね。ですけども、僕の役はとても感受性のあるセンシティブな役です。
そしてよく考えてみると僕自身もそういう繊細な部分もありますし、ティム・ロスもずっと悪役を演じていて、僕も悪役を演じていましたが、悪役は意外と繊細な男だったりするわけです。そのことを考えながらとても共感できて演じられました。
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