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(質問5)
ティム・ロスさんとケリー・ヒロユキ・タガワさん、猿の役作りで一番大変だったことは何ですか?
また、ティム・バートン監督とエステラ・ウォーレンさんは、現場で初めてその姿(猿)を見た時に、正直、どう思いましたか?
(ケリー・ヒロユキ・タガワ)
人間と猿の違いは3パーセントだそうです、DNAが・・・。
この映画で猿が人間らしくいい行為をするために色んなフィルムを見ました。
エイプは大きくて怖いところもあるけれど、静かさ、繊細、感覚的、そういうものが大切だと思いました。
エイプは歩き方が面白くて、600ポンドで8フィートなんですね。でも動き方が現実とは違うし、でも、空手をやっていたのでそんなには難しくなかったです。
(ティム・ロス)
今回の役は私に開放感を与えてくれました。メイキャップはかなり厳しいし、気分が悪くなるなどの問題もありましたが、自分の顔が見えなくなるという事はとても開放感があるるものです。
自分の歩き方、動き方を見つけるまでは苦労しましたが、それが見つかった後はとても楽しかった。メイクの下で私はいつも「なんておかしいんだろう」って笑っていました。と同時に、自分が子供だった頃に裏庭でカウボーイやインディアンになったりして遊んでいた「ごっこ遊び」の延長だという気がしてとても楽しかったです。
(エステラ・ウォーレン)
最初はやっぱりびっくりしました。
最初、触ってみたくて「どうなっているの?」と言って触らせてもらいました。しかし、すぐに慣れることができました。どちらかというと、メイクをとった素顔の方が「そういう顔だったのね」と逆にびっくりしてしまいました。撮影の後半の方で、素顔の俳優さんを見てびっくりしました。
それから、「さすがティム・バートン監督だな」と思いました。
これだけの俳優さんが4時間も椅子に座ってメイクをしてでも作品に出たいと言うのは、普通の監督さんでは無理で、ティム・バートン監督だからということを強く感じました。
(ティム・バートン監督)
僕は現場が凄く恐ろしい場所でした。猿たちが僕を見る時に(僕を)殺したいような目で見るんですね。(会場笑い)
それはエステラさんが言ったように6時間もメイクチェアーに座らされていたら、誰でも人を殺したくなる、特に僕を殺したくなると思います。でもそれが結果的には良かったと思います。
僕が特に恐れたのは隣にいるティム・ロスさんと、あそこにいるケリー・タガワさんです。木から飛び降りて僕に飛びつくような気配をしていました。
(質問6)
エステラさんはこの映画の中で、周りが猿なのに人間を演じるのは場違いのような気がしませんでしたか?
(エステラ・ウォーレン)
今、初めて言いますが、正直言うと猿でなくてよかったと思っています。
(質問7)
スポーツ界から女優への転向のキッカケは何でしたか?
(エステラ・ウォーレン)
私にとっては自然なものでした。シンクロナイトナイズドスイミングも人前で演じるわけです。私自身、人前で何かをするのが好きでした。
ロサンゼルスに出てきて女優になりたいと思い、2週間、マネージャーを探したりしていた時にティム・バートン監督に声をかけていただいて、御伽噺のようで、本当にこの機会に恵まれて幸せだと思っています。
(ティム・バートン監督)
本当に奇遇なのですが、彼女がシンクロナイトナイズドスイミングから女優に転向しようと思っていた時に、私たちは俳優からシンクロナイトナイズドスイミングの世界に行こうかなと思っていました。後ほどプールでお会いしましょう。
(会場)笑い
(エステラ・ウォーレン)
私は今までずっと身体を使ってシンクロナイトナイズドスイミングをしてきました。そして、今回やらせていただいた役も、強い女性で、走ったり馬にのったりという身体を沢山使う役でした。ですからスイマーとして培ったものを十二分に生かすことが出来ましたので、私にとってはぴったりの役どころだったと思います。
なかなか女優さんはリアクションが豊富な役はもらえません。強い女性の役は少ないのでとても幸運だと思いました。
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