(司会者/襟川クロ)
「ミート・ザ・ペアレンツ」はアメリカで4週間連続という大変な人気になっております。
「それは何故か?」、先程、監督に伺ったのですが、「アイディアと、コンビネーションと、笑いのツボが世界共通だからではないか」とおっしゃってました。
日本では3月下旬から、日比谷映画ほか東宝系劇場で公開されます。
ベン・スティラーさんは俳優だけではなく、ご存知のように監督、脚本もこなす、「天才」といいますか「才人」でいらっしゃいます。
「メリーに首ったけ」ではキャメロン・ディアスのハーとをゲットしたという、「笑い」の部分での演技がここでも大変大きく、大きくブレイクしております。
ジェイ・ローチ監督は、『オースティン・パワーズ』シリーズがイギリスでブレイクスルーしており、ハリウッドでも大変な活躍をしている真面目な方です。
でも、こういったお笑い関係に関しては「プロ中のプロ」と言っていいと思いますが、様々なご質問に何でもお答下さるそうですから、今の内に質問を沢山考えてくださいね。
(司会者)
それではお待たせしました。ジェイ・ローチ監督とベン・スティラーさんです。
(ベン・スティラー)
こんなに大勢の方々がいらっしゃるとは思わなかったです。ビックリしています。本当にありがとうございます。
(司会者)
ありがとうございます。それではジェイ・ローチ監督、お願いします。
(ジェイ・ローチ監督 )
みなさん全員がこの映画を観にいって下されば、ヒットまちがいないですね。沢山の方々、今日はご参加ありがとうございます。
(司会者)
ありがとうございました。
それでは、ご質問なさってください。
(質問1)
監督経験のあるベンさんから見て、ジェイ監督はどうでしたか?
(ベン・スティラー)
俳優の私としてジェイ・ローチ監督はとても素晴らしい監督です。監督の私としても彼は素晴らしい監督です。
コメディーは撮影中は誰も笑っていません。最終的にどういうふうに出来てくるのか判断しにくいんですけど、現場では監督だけが頼りです。監督がどう反応してくれるかだけが頼りなので、数ヶ月たって公開して、お客さんの前で上演されて初めて本当の反応がわかるわけなんですけども、非常に彼はいい雰囲気作りをしてくれましたし、俳優を常にサポートしてくれる人です。そして実に知的です。
(質問2)
ベンさんを俳優として使うときに特に気を付けた点と、演出上のエピソードがあればお話ください。
(ジェイ・ローチ監督 )
ベン・スティラーのように監督の経験をしている俳優さんと仕事をしていくというのは私にとって監督業が楽にできます。というのは、彼がいろいろアイデアを出してくれましたし、またキャスティングのアイデアも出してくれました。そして、現場にいて私がアイデアが浮かばなくなって困っている時に素晴らしいアイデアを出してくれたりして、全て監督のものとして使わせてもらっていますから、そういう意味でも助けになります。
彼は偉大なコメディアンであるとともに、偉大な俳優でもあると思います。
監督をする時に一番大切だと思うのは、そういう自由な雰囲気の中で、彼がベストな仕事ができる環境作りというのを私は大事にしています。
そして、題材ももちろん大切ですが、やはり他に才能溢れる俳優さん達、共演者達を、彼と組み合わせるということ、常にサポートして楽にしてあげる環境作りが大切でした。
(司会者)
エピソードはどうでしたか?
(ジェイ・ローチ監督)
猫が関わるシーンは全てエピソードがいろいろあります。
最初に若い二人が家に来て、お父さんとお母さんが二人を招き入れるという場面なのですが、あそこでロバート・デニーロはミスター・ジンクス(猫)を腕に抱いているんですね。その時に、常になつかせるようにポケットの中にベーコンを入れて入たんです。それが、自分のベーコンなんだと猫が守ろうとするんです。ある時に母親役のブライ・スターナーが少し近づきすぎた時に引っ掻かれそうになったことがありました。もうちょっとで、顔を引っ掻かれそうになり、そのシーンは観てもらうとブライ・スターナーがかなり怯えた表情になっているというエピソードがあります。
(ベン・スティラー)
猫が関わると、常にスパイスになるというか、非常にミスター・ジンクスは曲者でして、彼が来るとセットが非常に華やかになりました。
猫っていうのは、犬もそうですが、赤ちゃんと同じで、どんなに俳優が良い演技をしていても、猫が一番よかったシーンで決定するので、俳優にとっては非常にやりにくいです。猫は三匹使ったそうです。
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