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<初日舞台挨拶>
(阿部知代)
(満員のお客様に向かって)みなさん、こんにちは。
映画の上映が終わった後の、みなさんが余韻に浸っている中に出てくるのはもの申し訳ないのですが、舞台挨拶ということで許してください。
本日は三連休の初日に、こんなに沢山のお客様に来ていただいて、本当にありがとうございます。おかげさまで岩井俊二監督の新作「リリイ・シュシュのすべて」、本日めでたく初日を迎えることができました。
みなさまにご挨拶をするために監督と出演者が来ています。さっそく登場してもらいましょう。
・・・ 壇上に監督と出演者が登場 ・・・
(阿部知代)
ではまず、岩井俊二監督にご挨拶をお願いします。
(岩井俊二監督)
今日はどうもありがとうございます。
ようやく公開ということでみなさんに見ていただけて光栄です。
この映画は今日はじめてのお披露目なのですが、去年の一月にインターネット・ノベルという形でスタートして、みなさんと、この(お客様)中にもいらっしゃると思うのですが、一緒に物語を作ってきたということもあって、今日からというより、長い道のりの果てにいよいよ最終コーナーを曲がってきたという感じです。そういう意味でも、みんなと一緒にここまで来たという感じがすごくしていて、なかなかこうこう物作りは珍しいので、貴重な体験をさせてもらったと思っています。
(お客様に向かって)見終わった後・・・ですよね。ありがとうございます。
(阿部知代)
ありがとうございました。
続きましては主役・蓮見雄一役の市原隼人さんです。
(市原隼人)
さっき後ろで見ていて、みんなの顔が気になって・・・見てもらってすごく嬉しいです。
(阿部知代)
ありがとうございました。
久野陽子役の伊藤歩さんです。
(伊藤歩)
(お客様に向かって)みなさんお疲れ様でした。
この映画はみなさんと近い存在というか、みんなで作ってきたっていうのが凄くあって、「現場は楽しく映像は厳しい」って感じでした。さっき私も二度目を見たばかりなんですけど、又、違う視点で見れたんで、もし分からない事があったらまた来て見てください。
ありがとうございました。
(阿部知代)
ありがとうございました。
星野修介役の忍成修吾さんです。
(忍成修吾)
始めまして。今日は見に来てくれてありがとうございます。僕もさっき後ろで見てたんです。見に来てくれて本当に嬉しいです。
ありがとうございました。
(阿部知代)
監督、撮影中の「実はあのシーンはああだった」とか、こぼれ話を特別に教えてくれませんか?
(岩井俊二監督)
そうですね・・・一番大きかったのは、彼女(伊藤歩)が坊主になるのだけはショックが激しいんで、言わないようにしておいたら、隠しすぎて、彼女の友達なんかは「あれ、どうせカツラでしょ」なんて言われたらしくて、せっかくやったのにっていうのがあったんで。
坊主にすることを彼女(伊藤歩)に要請するときに、「坊主にするよ」って言ったら「ああ、いいっすよ」って感じだったから、あまり気にも留めてなかったんですけど、やっぱり髪を切るのはけっこうヘビーだったみたいで、撮影の時は周りの子たちが大泣きになってしまって、しばらく撮影が中断してしまいました。この場をお借りして「実は本当でした」と言っておきます。
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