(司会者)
ありがとうございました。
佐々野順子役を演じられました有坂来瞳さんです。どうぞ拍手をお願いします。
(有坂来瞳)
みなさん、今日はどうもありがとうございます。
私は映画二本目で、黒澤監督とは初めてお仕事一緒にさせてもらって、いつも、テレビでは歌とかダンスとか下手なんですけど、今回、すごくがんばりました。
それで、この映画の方も、初めて観るネットスリラーというか新い感覚だと思うので、是非、いろんな方に観て欲しいと思っています。
どうもありがとうございました。
(司会者)
ありがとうございました。
そして、この作品の演出をなさいました黒澤清監督です。
(黒澤清監督)
本当に今日はあまりのお客さんで僕も緊張しておりますが、ありがとうございました。
若い方々と一緒に仕事ができて大変楽しかったし、今日もお客さんがかなり若い方が多いように思いますので、その方々にこの映画がどのように伝わったか不安と同時に期待もしております。
多分、なかなか言葉にしづらい映画であったと思います。
「恐かった」「可笑しかった」とか一言で言えればいいのですが、みなさんの中にきっと、「この映画は一体何だったのか?」と、疑問とか、どう人に伝えていいのか分からないもどかしさが心の中に残っていることと思います。僕は「映画はそれでいい」と思っています。
(映画は)たかが二時間弱くらいの長さしかありません。でも、ここにいるキャスト達、スタッフ達みんなの思いが・・・撮影は一ヶ月以上、二ヶ月近くかかったのかな・・・様々な思い、様々な時間が映画の中に刻印されております。それをたった一言で言えるものではありません。
ですから、ここに、八百人位いらっしゃるのでしょうか、七百人か八百人いらっしゃったら、たぶん七百通りの言葉がだんだん生まれてくると僕は信じています。
ですから、是非お家に帰って、これがどんな映画だったか、お友達や家族の方々に七百通りの言葉で伝えていただければ幸いです。
このようにして映画はだんだん広がっていって、たかが一時間五十何分ですけど、それが非常に多くの人々の心に残っていけばそれで幸せなのです。
ありがとうございました。
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