来日記者会見(全文紹介)
ダニエル・ラドクリフとプロデューサーのデイビット・ヘイマン
(挨拶/デイビット・ヘイマン)
今回、日本にお招きいただいたことを大変嬉しく思っています。
私は日本文化に関して長年ファンだったので、この機会に、自分の関わった作品を持ってくることができて大変嬉しく思っています。
私たちの作品を日本のファンの方々が温かく受けてくださったことに関して感動していますし、その喜びをお伝えしたいです。
(挨拶/ダニエル・ラドクリフ)
日本語を勉強したので聞いてください。
(日本語で)
日本のみなさん、こんにちは。
ダニエル・ラドクリフです。
日本に来ることができて大感激です。
(質問1)
ハリーポッターの小説と映画のヒットにより、世界的にファンタジーブームになっていますが、そのことについてどのように考えていますか?
(ダニエル・ラドクリフ)
これは僕の意見だけど、この小説と映画がヒットした理由は、ハリーがいわゆるアウトサイダーなんです。そのアウトサイダーがみんなをびっくりさせるようなことをして、自分の信念を強く信じて自分の道を歩んでいく生き方が、人々にアピールしたのではないかと思います。
またこの作品の持つ「友情を尊ぶこと」、「勇気」、「人々に忠誠を尽くすこと」がメッセージとして人々に伝わったのではないかと思います。
(質問2)
ハリーポッターを映画化したかった魅力を教えてください。
(デイビット・ヘイマン)
私は一冊目の本を、まだ二冊目がかかれていなかったので、1997年に初めて読みました。
もちろんそれは、本が大ヒットをする前のことでした。
一行目を読んだとき最後まで止まらなくなってしまい、本に恋をしてしまったほどに惚れました。
当時、15歳と11歳の妹と弟がいたので、彼らと一緒に、本の面白さや映画化したらどうかなということを話していました。
この原作には忠誠、勇気、友情、家族への愛というものが語られていて心を打ちますし、それだけでなく非常に面白く、感動的な本だと思いました。
こんなにいい本だから絶対に映画化したいと思いました。
そして、原作者のローリングさんを口説く段階になったのですが、まず彼女と幾らかの時間を過ごしてから、彼女に言いました。
「私たちは原作の精神を傷つけずに映画化します。そして、そのためにあらゆる努力をします。」と約束しました。
そして、彼女と私は同じ世代の生まれなので彼女とは気が合い、私のことを信頼してくれて、映画化する権利を私にくれました。
彼女が私を信頼してくれたことに本当に感謝しています。
そして私たちは、彼女の承諾のおかげですばらしい旅にでることができたことについても感謝しています。
(質問3)
有名になって一番よかったことは何ですか?
(ダニエル・ラドクリフ)
有名になって得をしたのは、ベン・スティラー(俳優)などの敬愛する有名な人たちと出会えたことです。
(デイビット・ヘイマン)
ロン役のルバートも同じ質問を受けていました。
その時の彼の答えは、『有名になったおかげで先生が良い待遇をしてくれたり、ご機嫌をとってくれることだ。』と言っていました。
そのことをばらしてしまったので、彼は罰としてフットボール場のそうじをさせられたそうです。
(会場 笑い)
(質問4)
今後のことについて聞かせて下さい。
(ダニエル・ラドクリフ)
理屈ではハリーの成長と同時に僕も成長します。
現実の問題として、僕が三作目までやることは確実です。
その後も僕がやるかどうかについては、今はまだ決まっていません。
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