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来日記者会見&特別イベント ドリヴン

2001年8月6日 新宿・パークハイアット東京/代々木第一体育館
シルベスター・スタローン、キップ・パルデュー、ティル・シュワイガー
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(質問8)
当初、フォーミラーワンの撮影をしていると聞いていたのですが、それをチャンピオンカーに変えたのはどうしてですか?また、カートを選ばれて良かったなと思うことは何ですか?

(シルベスター・スタローン)
実はフォミラーワンを撮ろうと思っていたのですが、実際段取りをしたところ大変難しく複雑だという事が分かったんです。もうシーズンが始まっていましたし、チームによってはフォーミラーワンに何億以上も投資してやってるわけです。それだけのお金を使っていると、映画とか俳優は単なる邪魔者だというふうに扱われて歓迎されないと思ったので遠慮しました。それでカートにしました。
結果的にカートを描いてより、より私たちは自由にできてよかったと思っています。
ただ、フォーミラーワンの映画というのもこれから先、出来る可能性があると思いますし、いわゆるフォーミラーワンというとヨーロッパの方ですよね。そっちの物語になると思うのですが、可能性は無きにしも非ずだと思います。
カートの方が早いですし、より危険性も高いという事は言えると思います。でも、やっぱりフォーミラーワン、ヨーロピアンスポーツというのもとても面白いと思うので、いつか描かれるのではないでしょうか。
でも、私たちそれぞれ、F1もカートもそれぞれの性格、特質があるのでどちらも面白いと思っています。今回、この映画を描いて色々学ぶ事が多かったです。

(質問9)
どうしてレニー・ハーレン監督と組んだのですか?スタローンさん御自身でやる予定はありませんか?

(シルベスター・スタローン)
是非また監督をしたいと思っています。
若い、いい俳優が沢山いるので、彼らの為に脚本を書いたり、カメラの後ろからサポートして映画を作っていきたいなという気持ちがあります。
やっぱり、50歳になると主役の重荷はそうとうなものがあって、その重荷をまた別の人にも担ってほしいという気持ちがあります。
レニー・ハーレン監督を雇ったのは、彼が職がなかったからです。と、いうのは冗談で、彼自身とてもレーシングカーが好きだったので今回頼みました。

(質問10)
メーターを振り切ったことがありますか?

(シルベスター・スタローン)
毎朝、子供を学校に送っていくときにメーターを振り切っています。
今回撮影に使った車は時速240マイルまでなんですけど、そこまでは早くは走りませんでした。続編では、振り切るようにします。

(キップ・パルデュー)
私はつまらない平凡なドライバーで、ステーションワゴンをプライベートでは運転しています。

(シルベスター・スタローン)
ステーションワゴン運転してるくらいならバスに乗れよ(笑)

(キップ・パルデュー)
この映画に出るまではスピードには興味なかったんですけど、この映画をきっかけにアドレナリン・ジャンキー、スピード狂になってしまいました。もうそろそろ、ステーション・ワゴンを中古屋に売って、ポルシェに買い換えようかなと思っているところです。スタローンのお陰でスピード狂になってしまいました。みなさんも御覧になった後、スピードを出したくなるので気を付けてください。

(ティル・シュワイガー)
私は振り切ったことはないです。私は一番小さいフィアットに乗ってるんです。そのメーターは時速260マイルまでですが、私が出したのはせいぜい90くらいです。
ご存知のようにドイツはみんなスピードを出します。ほとんどの車が240マイルを超えると自動的に止まるようになっています。でも、私はそんなに早くは走りません。

(質問11)
スタローンさんが自分だけを主役にしないようにと考えたのはどうしてですか?

(シルベスター・スタローン)
これが一番現実的だと思いました。人によっては「自分が」っていう人もいます。そして、他の人と勝利を分け合うことを嫌う人もいます。でも人生というのはどんどん続いているわけで、自分の栄光はもらったから、次の世代に引き継がなければいけないと人生においても考えているんです。
それで、やっぱり未来というのは次の世代の為にあるので、そういうことを実生活で考えていて、映画の中でも反映したというのが正直なところです。

(質問12)
レースに関する思い入れを聞かせて下さい。

(シルベスター・スタローン)
やっぱりドライバーというのは特別な人たちだと思います。生まれながらのドライバーだと思います。内面的にも強い人だし、言い換えれば恐怖と仲良くなれる人たちです。特別な能力を持っている人たちだし、考えてみると彼らはさようならを言ったらもう二度と自分の子供、奥さんに会えないかもしれないわけです。事故もあって、それを乗り越えてカムバックする人もいます。そういう人のことを考えるとすごく面白い世界だなと思いました。
個人的にアイルトン・セナとかいろんな人たちと親しくさせていただいてて、彼らは特別な才能を持った人たちだなと思います。この映画の中の登場人物たちもそういった人たちの部分が混ざって創り上げているわけですが、もしレーシングカーの映画が100本作られたとしたら、全部違ったものになると思います。それは、それぞれのドライバーが違った人生を送っているからです。
例えばレーシング業界はとても狭い業界なので、この映画で描かれているように、あるAというレーサーがいたら、BというドライバーがAの元彼女と結婚してしまうとか、アルコール依存症になってしまうドライバーがいたりして、いかに自分自信を取り戻すかということにみんな葛藤しています。特に大きな事故を起こして身体に火傷を負ったりした人たちがいかにして自信を取り戻すかというのはとても面白いと思います。
特に雨のドライビングは世界で一番危険な走行だと思います。実際に雨の中を運転していると、視野が10メートルくらい先しか見えません。中には本当に雨の中の運転が好きな人もいます。しかし、全世界で多分10人くらいしか上手く雨の中でレーシングカーを運転できる人はいないと思います。10メートル先しか見えないので横を見て判断しなければならないのですごい恐怖心です。
実際、時速240マイルで走って、フロントガラスがないので直接ヘルメットに雨がたたき付けられて、運転している男がどんな男かっていったらクレイジーなんでしょうけど、そうい人に魅力を感じます。

(キップ・パルデュー)
この映画を撮影するにあたって私がスタローンさんからもらったのは、アイルトン・セナさんの本でした。すごくそこからインスピレーションを受けたし、すごい人だなと実感しました。私はレーサーを演じるわけですが、彼のようにできたらいいなと思いました。
これはスラローンに代わって話をしているのですが、ジョーというキャラクターもやっぱり、比べるとしたらアイルトン・セナのすごい走りだと思います。凄く二人の間には共通点が多いと思いますが、アイルトン・セナには凄く悲惨なことが起きたので、そういうことを考えるとこの映画を見た方が、ジミーにしろ、ジョーにしろ、彼のようなレーサーだなと感じてもらえれば嬉しいです。

(ティル・シュワイガー)
スタローンが言ってくれて付け加える事はないし、キップが今言った事に私も同感なのですが、一言付け加えるとすれば、私に言わせればレーサーっていうのはクレイジーの一言にすぎるなと思います。それと、レーサーと結婚する女性の気持ちが私には分からない。だけど、スタローンが言ったように、生まれながらのレーサーがいるんだと思います。だから、彼らにとってはクレイジーな事ではなくて、運命というか、もって生まれたものをやってるにすぎないのかもしれません。
正直言って、もっと人が死なないことに、私は反対に驚きを感じます。
シュー・マッハーさんが、時速300キロで走っていて激突したらしいです。それでも、大怪我もせず生きているわけですが、それを考えると「生きている」という方に驚きを感じます。

(司会者)
どうもありがとうございました。

 
 
  
   
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