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来日記者会見&特別イベント ドリヴン

2001年8月6日 新宿・パークハイアット東京/代々木第一体育館
シルベスター・スタローン、キップ・パルデュー、ティル・シュワイガー
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(質問3)
趣味を超えて、レーサーに本当になる人がいますが、実際にもっと関わりたいと思っていますか?

(シルベスター・スタローン)
レーサーになるのは、絶対に妻が許してくれないと思います。ロッキーでボクサーを演じたけど、それと同じです。今回もレーサーを演じただけで、私はボクサーを演じたからってボクサーになったわけではありません。同じようにレーサーになるつもりはないです。

(キップ・パルデュー)
私の中でもどこかレーサーになりたい気持ちがないわけではないですけど、レースシーンは今回、撮影で経験しましたけど、とにかく油がどんどん流れて、それでいて落ち着いてなきゃいけない、その両極端を経験できるわけです。すごく好きでなりたいんですけど、実際のレーサーたちは信じられないくらいに才能豊で、素晴らしいくらいに運動神経があります。残念ながら、私にはそれだけの才能も運動神経もないのでできません。

(ティル・シュワイガー)
私はドイツ出身で、みなさんアウトバーンをご存知かもしれませんが制限速度がないんです。だからそこではけっこうスピードを出したりしたこともあります。でも、もう父親になって子供がいるので、自重するようにしています。
キップが今言ったように、レーシングの世界は全く別世界です。やっぱり危険も伴うのでやりたくないです。「役者はできるんじゃないか」とか考えてしまうのですが、できません。

(質問4)
脚本はどのくらいの期間をかけて書かれましたか?
また、途中で内容を変えたという事ですがそのことについて聞かせてください。

(シルベスター・スタローン)
今回凄く時間がかかって、正直「ロッキー」や「ランボー」を書くより大変でした。
それはなぜかというと、その1つは主人公が一人で、一人の男のことを描けばよかったのですが、今回は26回、4000ページ書いて、実際に使ったのは100ページなので、3900ページは捨てなければなりませんでした。
内容も変えました。なぜかというと、書いている時に、「この物語は自分が中心すぎるな」って感じたんです。自分で始まって自分で終わるような物語だったので、それはよくないと。
私はこの映画を通して「人生とはレーシングみたいだ」とか、レーシングをいわゆる人生の代弁者として描きたかったんです。それで、ジョーというレーサーは成功するチャンスもあって成功した。今度、彼の新たなる役割、ゴール、コンテスト、ビクトリー(勝利)は何かというと、彼の知識を若い次のドライバーに受け伝えることだと思います。もし、それを伝えることが成功できれば、彼は彼なりに勝てる事になるんです。人生というレースに勝てることになるわけです。
それは言い換えれば、親が子供を一人前にちゃんとそだてられる。人間はちゃんとした親がなければ一人前にはなれません。親と言うのは一人前に育てられれば大変な誇りになるわけです。ジョーも、同じように次の世代に知識を受け継がせる、そういう物語を描きたいと思いました。

(質問5)
撮影中、一番興奮したシーン、怖かったシーンを教えてください。

(キップ・パルデュー)
全般的に安全対策も万全だったのであまり怖いと感じませんでした。唯一、一回だけシカゴで普通道路をレーシングカーで走るシーンを撮っている時は怖かったです。いかにレーシングカーがパワフルかということを実感しました。それは、普通の車の横で走らせて初めて分かるわけで、私は普通に車を運転して普通に道路を走っているから、普通の車を運転する事はよく分かっています。その知識と、今度はレーシングカーを運転する知識を比べてみると、いかにそのレーシングカーがパワフルかがより鮮明に分かってきてびっくりしました。
ああいう、レーシングカーを道路で走らせる事は前代未聞の試みでしたし、本当にびっくりしました。
いかにパワフルか、いかに危険を伴っているかを分かって、ちょっと間違ったらどんなことでもありえてしまうなということがヒシヒシと感じてきて、あの時はちょっと怖かったです。

(質問6)
今回、役作りで何をしましたか?また、何かアイデアは出されましたか?

(ティル・シュワイガー)
この映画を撮る前に、役者が全員揃って読み合わせという、脚本を声を出して読むといいう機会がありました。その時に話し合ったりもしたのですが、その時に驚いたのは、脚本も書いているスタローンが真剣にメモをとってるんですね。それで、なんと次の朝には全く新しい脚本を持ってきた。彼は不眠不休で脚本を一から書き直していて、それも凄く厚くて、そんなの今までになかったのでとてもびっくりしました。
彼に「君が君だから今回の役に雇ったのだから、君の持ち味を十二分に出してくれ」と言われました。そう言ってもらえてすごく嬉しかったです。
スタローンさんにはとても助けていただきました。
ただ、一つだけ採用されなかったアイデアは、最後のレースで勝たせて欲しいと言ったのですが、それだけは採用してもらえませんでした。

(質問7)
脚本・演出・キャスティングのどの面でもこの作品に対する意気込みが感じられますが、実際に撮る時には、レーシングカーに乗って撮影したのでしょうか?また、趣味でもよく乗られるのでしょうか?

(シルベスター・スタローン)
ラスベガスに行ってプロのレーサーに運転方法を習いました。この映画の中でも私が運転しているシーンがあります。
それだけではなく、待ち時間の間に出演者同士でレーシングカーに乗ったりもしたのですが、キップはけっこう衝突してばかりでした。そのことを言われてキップは心が傷付いてしまったようなのですが、スタローン曰く「それは努力していることだからぶつけてもいいんだよ」と言っていました。
私はどうしてかわからないのだけど、スピンが好きなんです。
私たちだけではなく、この映画に出演しているメインの二人の女優さんもヘルメットを被って運転したそうです。特に、ジーナ・マーティンは私より上手かったです。それで「すごくエゴ(自尊心)が傷付いた」と私が言ったら、すかさずキップが「今のスタローンの答えに私のエゴ(自尊心)が傷付いた、ぶつけてばかりのことを暴露されて悲しい」と言っていました。

 
 
  
   
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