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第51回ベルリン国際映画祭
「ベルリナーレ・カメラ賞」受賞
熊井啓監督作品 日本の黒い夏 [冤罪]
 
 2月7日より開催された第51回ベルリン国際映画祭において、正式招待いただいた熊井啓監督作品『日本の黒い夏―冤罪―』(製作・配給:日活株式会社)が、ツォーパラストにおいてパノラマスペシャルとして上映。
またこの度、熊井啓監督はベルリナーレ・カメラ(特別功労)賞を受賞の検挙を果たした。
 映画祭事務局は、授賞理由についてディレクターのモーリッツ・デ・ハデルン氏は「熊井啓監督は、当映画祭との深い関わりを持ち、この『日本の黒い夏―冤罪―』で正式出品は7作にもなる。このたび私は22年間のディレクター生活から引退するが、私の在任中私を支えてくれ、映画祭を盛り上げる数々の名作を出品して下さったことに対して功労と感謝の念をこめてこの賞を贈ります」としている。
  受賞が決まった熊井啓監督は、「この映画祭に出品した映画は、1970年以降7本目になります。今回、『日本の黒い夏―冤罪―』が評価されて賞に結びついたことが、特にうれしいです。今まで、ハデルンさんをはじめ、このベルリン国際映画祭に今まで支えてきていただいたことを感謝しています。そういう意味で今度の受賞は私にとってとても重いです。この賞は日本の若い監督たちの励みにもなるなると思います。頂いた賞に恥じないように今後の映画作りにも精一杯取り組みたいと思います」と語った。
 ベルリナーレ・カメラ(特別功労)賞は、日本監督としては、昨年の市川崑監督に続き2人目。この賞は1986年に設立。コンペティション部門以外の作品を対象に功績ある個人に贈られる。これまでにシドニー・プラック監督(86)、フランシス・フォード・コッポラ監督(91)、ジョディ・フォスター(96)が受賞。
 熊井啓監督作品『日本の黒い夏―冤罪―』は、実際に起きた「松本サリン事件」を題材に、人間の心奥に潜む予断、そこから引き起こされる偏見、そして冤罪へと繋がっていく事件構造と当時のマスコミ報道、警察捜査の在り方を鋭く問いながらダイナミックに迫っていくエンターテイメント大作だ。
  主演の地方テレビ局報道部長に、今や日本映画界のトップ・スターの一人、中井貴一。嫌疑をかけられる一市民に演技派として地歩を固めている寺尾聰。また細井直美、遠野凪子、石橋蓮司、北村和夫ら本格派演技陣が集結。
 先日27日には、2月17日に(土)からの長野県先行公開に先立ち松本市で特別試写会が行われ、田中康夫県知事も涙を流しながら鑑賞、「過ちを繰り返さないよう、事件を心に刻み付ける必要がある」と語った。
 3月24日(土)より、渋谷東急3ほかにて前項ロードショー。
  
   
   
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