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(司会者)
川井さんと押井さんとのコンビは相当長くなるんですが、今回はいわゆる「注文」がありましたか?
かなりオドロオドロシイというか、格調高い崇高なクラシック的なというか。
「こういう風にしてくれ」みたいな「注文」は前々からあったのですか?
(川井憲次)
いえ、とりあえず「ヨーロッパ風サウンド」って。
(司会者)
それで、一人でこもって?
(川井憲次)
ええ、まず作曲から入りました。その時はまだ絵が何もできていないので、「何を作ったらいいんだろう?」ってずっと考えながら。
(司会者)
でも、結果的にはサントラを家で聞いたら恐いですよね。暗い音なんですが、リアルというか、とてもいい感じで、素敵ですよね。自分の家が重厚な石造りの家っぽくなっちゃう。
その辺はどうですか、監督はお友達ですから「こういう感じね」っていうお願いしたんですか?
(押井守)
いや、もう今となっては何を言ったかよく覚えてないんですけども。
ただ、川井君の音楽としては、今までとは作り方が全く違うんで、さぞかし大変だっただろうと思います。
聞かれた方は分かると思うのですけども、オーケストラを使っているんですけども、結局いつもの川井君だった。
それは、すごく大切なことだと思いました。
自分もポーランドに行って、はたして自分の映画になるんだろうかと不安を抱えながらやったわけなんですけども、結局いつもの自分の映画になったようで・・・ そういうものは大切だなと思います。
オーケストラであるにも関わらず、非常にテンポが移動しないというか。
もちろん、後で色んなことやったわけですけど。
やっぱり、何はともあれ「川井君は川井君」だった。
改めてそういうことを思いました。
僕も、今回とくにテーマの歌がとても気に入っています。
あれはとてもよかった。
あれがなければ、作ろうって勇気が萎えたかもしれないし。
私があの歌を聴いたときに、ほぼこの映画は決まったような、そんな記憶があります。
やっぱり映画にとって音楽ってとっても大事です。
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