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(司会者)
こんばんは。本日は今村昌平監督作品「赤い橋の下のぬるい水」特別完成披露試写会にようこそお越しくださいました。
今村昌平監督の作品というと、様々な作品でどっぷり「日本の映画はこの監督だ」というふうに思って頂いていると思うのですが、カンヌ映画祭でも今村昌平監督作品は大変に有名です。「楢山節考」「うなぎ」と二本、グランプリ(パルム・ドール賞)を受賞いたしました。そして今回、「赤い橋下のぬるい水」もコンペティション部門で上映されました。第54回を迎えたカンヌ映画祭ですが、監督にとって19作目です。カンヌへは何度も何度も足をはこんでいるのですが、今回は残念ながら受賞は逃してしまいました。ところが、このコンペティション部門のトリとして上映されました。観客はもちろん大入満員、3000人以上の観客で、上映後はすさまじい拍手の嵐が起こりました。全員、スタンディング・オベ―ション、15分間拍手は鳴り止みません。もう、みごとな感動。見ている間も観客の皆さんはくすくす笑ったり、感動に浸ったり、よだれをたらしそうになったりと、様々な喜怒哀楽がたっぷりと味わえたという話を聞いています。それでは、さっそくご紹介しましょう!
・・・・・ 出演者登場 ・・・・・
(司会者)
それでは、早速ご挨拶をお願い致します。
この映画の製作総指揮、並びに日活株式会社代表取締役社長・中村雅哉よりご挨拶を頂きます。
(日活社長・中村雅哉氏)
只今、ご紹介いただきました中村でございます。
本日はこの作品の披露試写会のお声をかけましたところ、かくも大勢の方のご参加を頂きまして、本当にありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。
今回のこの集まりには、映画に関係される方が多く御見えだということを聞いております。
そこで、通常のご挨拶ではなくて、私が普段から考えていることを、ご挨拶の変わりに申し述べさせていただきたいと思います。
私が日活の再建をお引き受けしてから、この作品で約100点近くになるわけでありますが、私は映画についての思いとしては、「映画とはその国の文化なんだ」と、こういう風に考えております。
前回も、ちょうど5ヶ月ほど前でありましたか、横浜で開催されました「フランス映画祭」のトスカン会長がお見えになられた時にお話をする機会がございました。その時に私は「映画というのはその国の文化であると考えております」と申し上げたわけですが、その時にトスカン会長が「えっ!?」という顔をなさって、「中村さん、私は今まで日本の映画界の方と数多くお話をしたことがあるけれども、映画を文化だと言ったのはあなたが初めてです」というお言葉をいただきました。
今、映画の産業がなかなか厳しい環境にあるわけでございますけれども、私はやはり、『映画はその国の魅力を語る力を持っているということ』、そしてそのことが『その国を守る』、そういう効果があるのだと、私はこのような考え方を持っているわけでございます。
私はもっとこの業界の中において、映画というものが文化であるという認識・自覚を持つことによって、今、しきりに危機が叫ばれているこの映画業界に、もっと新しい力が生み出してくると考えておるわけでございます。そのためにも私は、「私の生涯において300本の映画を作るんだ」と申しております。そして、是非、これを作り終えていきたいと考えておるわけでございます。
そういう意味では、今回、ご縁がありまして今村監督に作品をお作り頂いたわけではございますけれども、まだ後、2本でも3本でもお作り頂きたいというふうに期待をしているわけでございます。
最後になりましたけれども、この「赤い橋の下のぬるい水」、この映画に色々とご協力を頂きました今村監督をはじめ、役所広司さん、清水美砂さん、その他多くのキャストの方、そしてスタッフの方にこの席を借りしまして、厚く御礼を申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
(司会者)
ありがとうございました。
続いて役所広司さんのご挨拶です。
(役所広司)
こんばんは。今日はお忙しい中、ありがとうございます。
とにかく、今村監督の元に集まったスタッフとキャストでとても楽しい仕事が出来ました。今日は関係者の皆さんという事ですけれども、肩の力を抜いて笑いながら見ていただければと思います。ごゆっくり楽しんでください。
(司会者)
役所さんが演じられる役どころなんですけれども、特に今回「うなぎ」に続いて二本目の作品ですよね。特別にアドバイスや「こうしようよ」みたいなご相談したことはありましたか?
(役所広司)
特にはないですね。監督が多くを語る方ではないので、とにかく元気良く、生きが良くしようよということでやりました。
(司会者)
本当に生きがよくて、がんばってらっしゃいました。走るは、脱ぐはご苦労様でした。
続いて清水美砂さんです。
(清水美砂)
こんばんは、清水美砂です。今日は、カンヌ映画祭で上映した時に着たこの赤いドレスを、皆さんにもカンヌの匂いを味わって頂きたいと思って着てきました。
この作品をカンヌから5ヶ月が経って、こうして皆さんの前でご披露が出来て、私もとってもとっても嬉しく思います。ちょっとエロチックなシーンもありまして、でも、なぜが変にエロチックに感じないところがなんかキュートで、監督のちょっとスケベな心が存分に感じるところだと思います。存分に楽しんでいってください。ありがとうございました。
(司会者)
清水さんは、特別に特技がこの映画の中であります。その特技を演じられる時に何か参考になさったりとかしましたか?
(清水美砂)
参考というのは、そういう水を出される女性を経験したという男性の意見を聞きまして、「
あなたは知ってますか?」と聞いたら「僕は知らない」という方もいらっしゃいますし、「僕は知ってる」と興奮気味にお話してくださる方もいらっしゃって、とても私自身も勉強になりました。
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