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スティーブン・スピルバーグ監督
サテライト記者会見 「A.I.」

2001年6月19日 帝国ホテル
スティーブン・スピルバーグ監督
(写真をクリックすると拡大します)
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2001年6月19日
スティーブン・スピルバーグ監督は、現在バージニア州でトム・クルーズ主演の『マイノリティー・リポート』を撮影中。その撮影現場から日本の取材陣に対して衛星記者会見を行った。

(スピルバーグ監督)
(日本語で)おはようございます。

(司会者)
『A.I.』を完成させたお気持ちをお聞かせください。

(スピルバーグ監督)
私はどの映画を作っても終わるとホッとします。
特にこの『A.I.』は、非常に長期間、難しい仕事でしたので、その気持ちが強いです。
今回は、監督としては感慨深いです。
また、この映画を作りました非常に素晴らしい友人たちと別れるのが辛いです。
フランシス・オーコナー、ジュ―ド・ロウ、そして素晴らしいハーレイ・ジョエル、こういう友人たちと別れるのがちょっと悲しいという感じです。

(質問1)
今回、主人公がお母さんを探す旅に出ますが、監督のお母さんに対してどのような思い入れがあったのでしょうか?

(スピルバーグ監督)
私は非常にラッキーな事に素晴らしい母親に巡り合いました。心から愛した母親です。みなさんが、もし、私の母に会ったら、皆さんも私の母を素晴らしい人と思ってくれると思います。それほど、素晴らしい女性でした。
私がこの映画に惹かれましたのも、この物語のハートが、人間の子であれロボットであれ関係なく、母親への愛情が軸になっているのが魅力だからです。
母親への愛情は私自身が知って、体験したことですので、それがこの作品に引かれた原因の一つでした。

(質問2)
鉄腕アトムを思わせるシーンがあったのですが、監督は手塚治虫のファンだったのですか?

(スピルバーグ監督)
鉄腕アトムのことを私は知りませんし、映画を見たこともありません。しかし、そういうシリーズがあったということは、3〜4週間前に日本のテレビ局のインタビューを受けたときに言われて初めて知りました。

(質問3)
親子が(人格として)うまく分かれていくというテーマは、監督の中でどのくらい大きなものですか?

(スピルバーグ監督)
私の深いところに根ざしているテーマだと思います。皮肉なことに、『E.T.』の場合には人間じゃないものが主人公を演じ、『A.I.』の場合は人間が演じているけどマシンという、立場が逆なんです。その点がとても皮肉なひねりだと思います。
両方の共通したテーマとしては、『E.T.』の場合にはあのキャラクターが誰も見たことがなく、その存在を理解し心を通じ合わせているのは少数の子供だという設定でした。今度の『A.I.』の場合は未来のロボット社会で、その中で生まれたロボットの子供が『E.T.』と同じ環境を共有する関係があると思います。

(質問4)
スタンリー・キューブリック監督が存命の時に、多くのファックスのやりとりとしていたそうですが、映画が出来上がった今、ファックスを送るとしたら何を書きますか? また、それに対してどのような返事があると思いますか?

(スピルバーグ監督)
『A.I.』という作品はキューブリック監督の考えから生まれたことで、それを私が観客の一人として観れることはなんてラッキーな事かという内容のファックスを送りたいです。
返事は分かりません。想像するだけで恐いです。
私はこれはキューブリック監督の映画的なコラボレーションの仕事だと思っています。私がキューブリック監督のビジョンをスクリーンに出したわけだけれども、私の感性を通してそれを行ったわけです。ですから、この映画を作るときに私は、自分を殺してこれを作ったわけではなく、キューブリック監督のビジョンを通して私の能力で、また、私の考える内容を彼の考えをインスピレーションとして私の映画を作りました。

(質問5)
もし、キューブリック監督自らが『A.I.』を作ったら、スピルバーグ監督の『A.I.』とどのように違っていたと思いますか?

(スピルバーグ監督)
皆さんはキューブリック監督の映画を観て、彼のアプローチをよく知っていると思います。キューブリック監督のアプローチは知的なものから入って行きます。それに対して私は、感情から入っていくという違いがあります。
キューブリック監督は知的から入って最後に感情に訴えかける映画になります。
私は感情から入って最後には知的なものになります。
しかし、ストーリー的にはどちらも同じになっていたと思います。
と、いうのは、私が書いたシナリオの元はキューブリック監督の90ページの企画書だからです。

  
  
   
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